キャプテン・フューチャー テレビアニメ

キャプテン・フューチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 02:42 UTC 版)

テレビアニメ

NHKにより、『未来少年コナン』に続く連続アニメ第二弾としてアニメ化され、1978年11月7日から1979年12月18日まで52回にわたり放映された[6]。表記は「キャプテンフューチャー」。制作は東映動画。ちなみに、東映動画→東映アニメーションが制作したテレビアニメにおいて、最初のNHK製作番組で、同時に親会社の東映本体が主要製作事業者に名を連ねていない日本向け作品[7]でもある。その当時は、NHK製作の番組に映画会社自体が直接関わることが制限されていたためである[8][9][10]。これに伴い、当時の東映動画が制作した民間放送向けテレビアニメにおいて、1969年以降、通常は東映本体のクレジットを単独で出していたが[11]、東映本体が製作事業者に名を連ねていないテレビ番組であるので、それ以降の作品で初めて東映動画のクレジットに変更[12]される措置を取られている。

原作の1作品分を30分×4回で描く形式で、全52話で13作品、さらにスペシャル版1話を入れると14作品がアニメ化された。

デザインや演出に、当時、一大ブームが起きていた『2001年宇宙の旅』や『スター・ウォーズ』、『宇宙戦艦ヤマト』などの影響が見られた。当時、同じエドモンド・ハミルトンの小説『スターウルフ』を原作とした同タイトルの実写特撮番組も放送されていた。

脚本の辻真先によるとNHKから現代の科学に合うように脚色するよう求められたという[13]。キャラクターデザインの野田卓雄によると、カーティス・ニュートンのデザインは、映画俳優ロバート・レッドフォードをモデルにしているという。

初期のエピソードでは、キャラクターが優等生的、科学考証を重視、などスペースオペラである原作から乖離した面があった。その反省から、途中からキャラクターの人間味のあふれる描写を強める、ドラマ性や娯楽性を高める、などの路線変更が行われた。

キャスト

詳細は「#登場人物」を参照。

スタッフ

  • 製作 - 今田智憲
  • 企画 - 田宮武、栗山富郎
  • 製作担当 - 吉岡修、武田寛
  • 設定製作 - 須藤和一
  • キャラクター設定・チーフアニメーター(総作画監督) - 野田卓雄[6]、森利夫
  • 美術設定・チーフデザイナー・メカニック設定 - 辻忠直
  • 背景 - 中野一郎、前美智子、松本健治、襟立智子 他
  • メカキャラクター設計 - 三山昇
  • オープニング/エンディング原画 - 湖川友謙[14]
  • 特殊効果 - 佐藤章二、中島正之
  • 音楽 - 大野雄二[6]
  • 選曲 - 原田敦
  • 録音担当 - 田中英行
  • 効果 - 石田秀憲(石田サウンド
  • 音響制作 - タバック
  • 撮影監督(撮影担当) - 佐藤隆郎、菅谷英夫、菅谷信行、佐野禎史
  • 編集 - 花井正明(タバック)
  • 科学考証 - 石倉八木
  • 記録 - 黒石陽子
  • 製作進行 - 吉沢孝男、川端蓮司 他
  • チーフディレクター - 勝間田具治[6]
  • NHKプロデューサー - 丹泰彦
  • 制作協力 - 東映
  • 企画・製作 - 東映動画
  • 制作 - 東映動画、NHK

主題歌・挿入歌

みんなのうた
夢の舟乗り
歌手 ヒデ夕樹
作詞者 山川啓介
作曲者 大野雄二
編曲者 大野雄二
映像 アニメーション
映像制作者 東映動画
(ノンクレジット)
初放送月 1979年2月 - 3月
その他 「キャプテン・フューチャー」オープニングテーマ。
1979年度年間7位(オリコン&TVマンガ童謡部門)[15]
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主題歌

オープニングテーマ「夢の舟乗り」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ヒデ夕樹(第1 - 31話、SP「華麗なる太陽系レース」)、タケカワユキヒデ(第32 - 52話)
当初はヒデ夕樹が歌唱したバージョンが使用されていたが、32話以降はタケカワユキヒデが歌唱したバージョンに変更となった。レコーディングはタケカワのバージョンが先に行われていたことが後年明らかになっている[16]
Blu-rayBOXのライナーノートに収録の田宮武へのインタビューでは、当初タケカワユキヒデの歌唱を予定してレコーディングも済ませていたのが、タケカワ側の契約上の問題からヒデ夕樹が急遽起用され、契約問題が解決したところでタケカワのバージョンに差し替えたという経緯が語られている。
ヒデ夕樹版はTVサイズ音源・レコードサイズ音源それぞれ2種類ずつ存在し、放映では1 - 8話(およびTVSP)と9話以降では別テイクが使用されている。またレコードサイズ音源2種類のうちオリジナルテイクはマスターテープが廃棄されており、後年発売されたコンピレーションアルバムや本作の復刻版サウンドトラックには別テイク(再レコーディング)のものが収録されている。なお大野雄二は、ヒデ夕樹版の再レコーディングが行なわれた経緯については記憶がないとしている[16]
1978年12月に発売されたシングル盤(日本コロムビア・SCS-441)は、初回プレス盤はヒデ夕樹のオリジナルテイクが収録されていたが、追加プレス時以降に再レコーディング版に差し替えられたものがあるかは不明。
1979年7月に「テレビまんがアクションシリーズ」で本曲と「ポプラ通りの家」に出演者によるセリフや効果音を入れて発売されたコンパクト盤(日本コロムビア・CH-87。『サイボーグ009』からの『誰がために』と『いつの日か』とカップリング)では、ヒデ夕樹の再レコーディング版が使われていた。
1979年2月から3月にかけて、『みんなのうた』でヒデ夕樹版が放送された。歌はオリジナルテイクから前奏と間奏を短縮して、2番の後のサビの繰り返しを省略した編集をしたもので、バックの画像はアニメの名場面集的なもので、2番の直前でタイトル部分の映像(ロゴは省略)が挿入されていた。
エンディングテーマ「ポプラ通りの家」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ピーカブー

挿入歌

「おいらは淋しいスペースマン」
作詞 - 野田昌宏[17] / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - ヒデ夕樹
TVSP「華麗なる太陽系レース」の挿入歌として使用された。
2010年放映のアニメ『あそびにいくヨ!』第9話では、挿入歌およびエンディングに茅原実里(作中のキャラクター「ラウリィ」名義)によるカヴァーバージョンが使用された(編曲 - 菊谷知樹)[18]
「OK! キャプテン」
作詞 - 山川啓介 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - 神代ユースコーラス

各話リスト

『恐怖の宇宙帝王』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 美術監督 サブタイトルの後に付いた語句
第1話 1978年
11月7日
宇宙帝王あらわる 辻真先 勝間田具治 森利夫 坂本信人 「人間が猿に逆進化する!」
第2話 11月14日 炎の海の牢獄 原田謙一 「実体なき怪人宇宙帝王」
第3話 11月21日 天翔ける砦の奇蹟 佐々木正広 青鉢芳信 下川忠海 「古代メガラ文明の謎とは?」
第4話 11月28日 衛星ヌーンの決戦 落合正宗 坂本信人 「ついに実体を暴露した宇宙帝王」
『時のロスト・ワールド』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 美術監督 サブタイトルの後に付いた語句
第5話 1978年
12月5日
SOS1億年前 辻真先 森下孝三 青鉢芳信 坂本信人 「タイムドライブ未知の旅」
第6話 12月12日 聖なる星クウムの謎 勝間田具治 篠田章 原田謙一 「恐竜時代に不時着したコメット号は?」
第7話 12月19日 太陽系創世記 高山秀樹 森利夫 坂本信人 「眼前に展開する荘厳な太陽創造のドラマ!」
第8話 12月26日 遥かなり50億年の旅 秦秀信 「宿命の星カタインの前途は果たして?」
『謎の宇宙船強奪団』
年末特番として作られた60分のスペシャル版。紅白歌合戦の直前に放送された。後に東映まんがまつりで上映された。
放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 美術監督 サブタイトルの後に付いた語句
1978年
12月31日
華麗なる太陽系レース 辻真先 勝間田具治 野田卓雄 辻忠直
内川文広
原田謙一
「宇宙船が次々に消えるこの奇怪な事件の真相は?」
『挑戦! 嵐の海底都市』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 美術監督 サブタイトルの後に付いた語句
第9話 1979年
1月9日
破壊王(レッカー)の陰謀 金子武郎 森下孝三 篠田章 辻忠直
原田謙一
「惑星間の航行に重大な危機迫る!」
第10話 1月16日 海底の罠 落合正宗 坂本信人 「宿敵破壊王の挑戦をうけた

キャプテンフューチャー」

第11話 1月23日 戦慄の海悪魔(シーデビル) 勝間田具治 森利夫 「身の毛もよだつ恐怖の未来科学」
第12話 1月30日 破壊王(レッカー)の謎 森下孝三 秦秀信 「ついに捕われの身となったフューチャーは、
そして破壊王の正体は?」
『輝く星々のかなたへ!』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督 サブタイトルの後に付いた語句
第13話 1979年
2月6日
惑星に空気がなくなるとき 神波史男 (広田茂穂)
勝間田具治
森利夫 内川文広 「死の星を救うためコメット号は

宇宙に出発するが…」

第14話 2月13日 悲劇の暗黒星 高山秀樹 坂本信人 「氷の惑星に眠る人々、

救いの“4人組”は来るのか?」

第15話 2月20日 見張りの掟 佐々木正広 青鉢芳信 秦秀信 「神秘のベールに包まれた

物質生成の場をめぐる争い」

第16話 2月27日 甦える惑星 松浦錠平 鈴木康彦 坂本信人 「始まったコル星軍の攻撃、

炎の海から立ち上がるフューチャー!」

『透明惑星危機一髪!』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督 サブタイトルの後に付いた語句
第17話 1979年
3月6日
ウル・クォルンの挑戦 星山博之 森下孝三 森利夫 辻忠直 「流刑の星から脱獄した銀河系の

魔術師ウル・クォルン」

第18話 3月13日 暗闇族のすむ地底 松浦錠平 野田卓雄 坂本信人
辻忠直
「ついにウル・クォルンの基地を発見した

フューチャーメン」

第19話 3月20日 惑星ただ一人 富田義治
山内重保
森利夫 内川文広 「小惑星に置きざりにされたフューチャー」
第20話 3月27日 透明惑星の幻人間 石黒昇
高山秀樹
篠田章 坂本信人 「宇宙の宝石とは…」
『太陽系七つの秘宝』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督 サブタイトルの後に付いた語句
第21話 1979年
4月3日
銀河に眠る神秘の石 金子武郎 横井昭 森利夫 秦秀信 「ウル・クォルン再登場・

謎を秘めた神秘の石を次々と奪取」

第22話 4月10日 銀河サーカスの死闘! 篠田章 坂本信人
第23話 4月17日 キャプテンフューチャー死す! (横井昭)
高山秀樹
青鉢芳信 内川文広 「暗黒の宇宙に漂う死体、

果たしてフューチャーか?」

第24話 4月24日 未知のミクロ宇宙 松浦錠平 森利夫 秦秀信 「驚くべき小宇宙のなぞ」
『暗黒星大接近』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督
第25話 1979年
5月1日
渦巻く墓標 辻真先 (中津川勲)
勝間田具治
森利夫 辻忠直
第26話 5月8日 吼える大氷流 (中津川勲)
山内重保
坂本信人
第27話 5月15日 怪獣狩人(ビブルハンター)は語る 佐々木正広 原田謙一
第28話 5月22日 幻の星幻の文明 (石黒昇)
高山秀樹
三浦清継 秦秀信
『宇宙囚人船の反乱』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督
第29話 1979年
5月29日
囚人船ハイジャックさる! 小野竜之助 (森下孝三)
長谷川康雄
森利夫 坂本信人
第30話 6月5日 銀河からの大脱走 (富田義治)
山内重保
篠田章 辻忠直
第31話 6月12日 ゼロからの出発 (石黒昇)
高山秀樹
森利夫 坂本信人
第32話 6月19日 星くずのスペースマン 松浦錠平 野田卓雄 辻忠直
『魔法の月の決闘』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督
第33話 1979年
6月26日
キャプテンフューチャー募集! 金子武郎 森下孝三 落合正宗 秦秀信
第34話 7月3日 恐怖のスペース・ロケーション 小出啓介 鈴木康彦 坂本信人
第35話 7月17日 幻影の惑星 高山秀樹 森利夫 秦秀信
第36話 7月31日 放たれた最終兵器(スーパーウェポン) (森下孝三)
長谷川康雄
菊池城二 坂本信人
『彗星王の陰謀』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督
第37話 1979年
8月7日
消えた宇宙船 星山博之 笠井由勝 菊池城二 辻忠直
第38話 8月14日 彗星の支配者 松浦錠平 秦秀信
第39話 8月28日 アルルスの正体 (石黒昇)
山内重保
鈴木康彦 坂本信人
第40話 9月4日 悪夢の世界・四次元 (森下孝三)
長谷川康雄
篠田章
『脅威! 不死密売団』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督
第41話 1979年
9月11日
不死密売シンジケート 金子武郎 (富田義治)
高山秀樹
森利夫 辻忠直
第42話 9月25日 不死帝王の挑戦 小出啓介 飯野皓 秦秀信
第43話 10月9日 生と死の幻影 笠井由勝 森利夫 坂本信人
第44話 10月23日 永遠の都の決斗 松浦錠平 飯野皓 辻忠直
伊藤岩光
『惑星タラスト救出せよ!』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督
第45話 1979年
10月30日
よみがえれ伝説の英雄 辻真先 (森下孝三)
山内重保
田辺由憲 坂本信人
第46話 11月6日 グラッグ奪回作戦 高山秀樹 飯野皓 内川文広
第47話 11月13日 ひとりぼっちの地獄刑 山内重保 菊池城二 松本健治
第48話 11月20日 英雄カフールの謎 笠井由勝 飯野皓 坂本信人
『人工進化の秘密!』
話数 放送日 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術監督
第49話 1979年
11月27日
宇宙遺跡の謎 安藤豊弘 (石黒昇)
山内重保
飯野皓 坂本信人
第50話 12月4日 半獣人の謎 佐々木正広 山口俊和
第51話 12月11日 死都の対決 松浦錠平 松本健治
第52話 12月18日 光と闇の彼方へ 笠井由勝 森利夫 坂本信人

出版物

漫画

放映時に、以下の漫画家によりアニメ版のコミカライズがなされた。

  • 愛沢ひろし - 二見書房の描き下ろし単行本。「恐怖の宇宙帝王」編の1巻のみで続編はなかった。
  • すがやみつる - テレビマガジンで連載。アニメ版をベースとしつつも独自の展開を見せた。単行本未収録。
  • 立山清一 - 月刊少年マガジンの1978年11月号から1979年1月号に連載、全3回。単行本未収録。
  • 他に幼年誌に見開き2ページ程度のダイジェスト的な漫画が載った。

単行本

放映時に、原作とは別にアニメ版の単行本が出た。文章は高学年向きであった。

  • 二見書房より「恐怖の宇宙帝王」編が出た(愛沢ひろしのコミカライズ版とは別)。文庫サイズのハードカバーで、アニメの画像を使った絵物語といった体裁であった。1巻のみで続編はなかった。販売時の帯にはフューチャーメンを「惑星遊撃隊」と称したコピーが見られた。ハヤカワ文庫の原作版にあるコメット号の内部図解を模したアニメ版の内部図解が載った。
  • 朝日ソノラマよりハードカバーの単行本が3巻出た。1巻は「恐怖の宇宙帝王」編、2巻が「時のロストワールド」編および「謎の宇宙船強奪団」編、3巻が「暗黒星大接近!」であった。書名には「SFロマン」と付いた。内容は、アニメ版のノベライズにアニメ版の画像の名場面集を加えた体裁であった(この体裁は当時、同社の『宇宙戦艦ヤマト』などの単行本で使われていた)。表紙には「構成」として辻真先の名がある。
  • 講談社より「アニメーション・ノベルス」としてノベライズ本が2巻出た。1巻は「恐怖の宇宙帝王」「時のロストワールド」、2巻は「謎の宇宙船強奪団」。
  • 早川書房の原作版文庫にはアニメ放映時に「NHKアニメ放送中」といったコピーとアニメの画像が入った帯が巻かれた。

雑誌

  • アニメージュ - 放映開始時の1978年11月号で特集が組まれている(表紙も本作)。1979年5月号では原作との違いや路線変更についてスタッフに聞いている。

玩具

アニメ放送に伴い、ポピーから、ポピニカ・フューチャーコメット、ポピニカ・コスモライナー、超合金・グラッグ、プラデラ・フューチャーコメット、プラスチック製のプロトン銃などの玩具が発売された。なお、日本以外のみの展開として、胴・腕・脚にUFOロボ グレンダイザーの型を流用した超合金・キャプテン・フューチャーと、ポピニカ・サイモン・ライト(ミサイル発射、脳発光)が発売された。

2018年には、H.L.Proブランドより、アニメ版のコメット号のモデルが発売された[19]

日本以外での放送

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、台湾、香港、韓国、中東などの欧米、アジア地区やチリなどの南米において放送された。なおタイトルは、国により異なり、アメリカ版は「The Adventures of Captain Future」、英語・ドイツ語版は「Captain Future」、フランス語版は「Capitaine Flam」、イタリア語・スペイン語版は「Capitan Futuro」、台湾版は「太空突撃隊」、韓国語版は「우주경비대 캡틴·휴쳐」または「우주전함 코메트호」、アラビア語版は「فارس الفضاء」である。

劇場版

「キャプテン・フューチャー」

映像ソフト化

2016年9月14日から11月9日にかけてBlu-ray BOXが全2巻で発売された[6]


  1. ^ アニメ第二話では、グラッグとオットーを製造する回想シーンで既に宙に浮かんでおり、ロジャーによって最初から飛行できるよう設計されていた模様。
  2. ^ なお、水野良太郎のイラストではひげがない。
  3. ^ a b ジョゼフ・サマクスン(Joseph Samachson)作
  4. ^ M・W・ウェルマン (Manly W. Wellman) 作
  5. ^ 野田昌宏作のパスティーシュ作品。
  6. ^ a b c d e f g h 「キャプテンフューチャー」初パッケージ化 NHK放送のスペースオペラのBD-BOX発売”. アニメ!アニメ! (2016年3月15日). 2021年7月13日閲覧。
  7. ^ この事例も初めてであり、東映本体自体は製作協力として関与している程度に留まっている。ちなみに、東映動画が制作した民間放送向けテレビアニメは、全て東映本体も製作に直接関与している。海外向け作品に至っては、東映本体は製作に全く関与していない(初の海外向け作品は1969年の『進めや進めスモーキー!』)。
  8. ^ 次々番組の『名犬ジョリィ』や、後年に製作した『ふしぎの海のナディア』などでは、東映と同業他社の東宝が参加しているNHKアニメではあるものの、このような措置のため、著作権管理や企画協力やビデオグラム版の販売程度に留まり(クレジットは出している)、主要製作事業者には名を連ねていなかった。
  9. ^ 近年の作品である『おしりたんてい』も東映アニメーションが制作したNHKアニメであるが、東映本体は、劇場版シリーズのみの製作事業者に名を連ねていた。NHK本体に替わる形であり、NHKの系列事業者ではNHKエンタープライズのみがテレビシリーズと劇場版両作の製作に関与していた。
  10. ^ NHK製作のテレビドラマは、長年完全自局制作が主体だったが、2019年現在は関連会社のNHKエンタープライズが主導しての制作や、NHKと外部プロダクションの共同制作番組〈C.A.Lと共同制作の『大岡越前』などがあり、同作のTBS版とはフォーマットBGMが同一。〉もみられる。
  11. ^ 東映動画が東映アニメーションに社名変更してから2年後の2000年頃から、「制作協力:東映、制作著作:(テレビ局名)・東映アニメーション」にクレジットが変更されている。
  12. ^ 1968年までに制作されたテレビ番組も東映動画のクレジットを使用していたが、東映が大株主である民放のNETテレビが製作した作品が主で、同年の『ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第1シリーズ)』が初めてNETテレビ以外の民放(フジテレビジョン)が製作した作品である。当然の如く東映本体が製作に関わっている作品である。
  13. ^ 赤星政尚・たるかす・早川優・山本元樹・原口正宏「第2章 これぞ王道! 知りつつハマる「お約束」の数々 23|『キャプテンフューチャー』で味わう宇宙五十億年の大時間旅行」『懐かしのTVアニメベストエピソード99〈東映動画編〉』二見書房、1995年10月25日、ISBN 4-576-95158-0、76頁。
  14. ^ ※クレジット表記無し
  15. ^ 『オリコン年鑑 1980年版』、44頁。
  16. ^ a b 早川優. “アニメの“音”を求めて 第2回「音源復刻への長い道程」”. WEBアニメスタイル. 2017年9月30日閲覧。
  17. ^ 原作『謎の宇宙船強奪団』に元となった歌が登場する。
  18. ^ オリジナルサウンドトラック - TVアニメ『あそびにいくヨ!』 - 菊谷知樹”. Lantis web site. 2021年7月13日閲覧。
  19. ^ 名作SFアニメ『キャプテンフューチャー』の宇宙船・コメット号がH.L.Proのメタルテックシリーズに登場!”. 電撃ホビーウェブ. 2021年7月13日閲覧。






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