中抜きとは? わかりやすく解説

中ヌキ

読み方:なかヌキ
別表記:中抜き

麻雀で、順子真ん中数牌捨てること。例えば、3、4、5とある場合の4や、7、8、9とある場合の8を捨てることなどが挙げられる

なか‐ぬき【中抜き/中貫き】

読み方:なかぬき

中を抜きとること。内部くりぬくこと。また、そのもの

商品流通経路で、卸売など中間業者抜かして生産者小売業または消費者直接取引すること。「産直という名の—に問屋打撃

野菜草花一度間引いたあとで更にもう一度間引くこと。またそのもの

中抜き草履」の略。


中抜き

読み方なかぬき

シガーボックス中央の箱を抜いて外側に送る技。英語ではテイクアウト(Take Out)という。

シガーボックスでは最も基本的な技である。箱を放り投げてからキャッチするまでに数回中抜きをする、ダブルテイクアウト、トリプルテイクアウトという技も存在する


仲介者の排除

(中抜き から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 01:59 UTC 版)

仲介者排除プロセス)
中間業者Bを中抜きし、CとAが直接取引する
Webvanは北米のスーパーマーケット業界から仲介業者を排除するという目標を達成できなかったが、いくつかのスーパーマーケットチェーン( Safeway Inc.など)は、Webvanが対応するニッチ市場をターゲットとする独自の配送サービスを開始した。

仲介者の排除 (ディスインターミディエーション英語: disintermediation)とは、サプライチェーンから仲介業者をなくすこと(中抜き[1][2]を行うこと)である[3]仲介業者流通業者卸売業者ブローカー代理店など)があった従来の流通チャネルを経由する代わりに、企業はインターネットなどを介して顧客と直接取引できるようにすること[4]

概要

日本では多重下請け構造による非効率が根深い問題である。ドイツは日本並みの企業数で、中小企業の比率も高い。だがドイツの中小企業の利益率は大企業と同等か、むしろ高くなっており、中小企業=低付加価値にはなっていない。日本の問題は元請けと最終委託業者の間にいくつも入っている付加価値の低い業者が非常に多いことにある[5]

中抜きを排除すると、流通、管理などのコストが削減され、製造業者は利益率を上げたり、価格を下げたりすることができる。インターネットによりこのプロセスも電子化されている。多くの場合、企業対消費者間電子商取引(B2C)企業は、バイヤーとメーカーの間の架け橋として機能する。

歴史

この用語は、もともと1967年に銀行業界で生まれた。消費者が普通預金口座に預金する代わりに、証券(政府および民間債券、保険会社ヘッジファンド投資信託株式)に直接投資することによって銀行の仲介を回避する動きが起きた[6] [7]。 この動きのきっかけになったのは米国政府の規制(レギュレーションQ)により、連邦預金保険公社によって保証された、利付口座に付与される金利が制限されたことだった。

その後も、銀行業界での事柄を指すことが多かったが、より一般的な商取引のも中間流通業者の排除が適用されていった。これが一般的になったのは1990年代後半になってからであった。

インターネット関連の仲介がさまざまな業界に与える影響

インターネットによる市場の透明性の促進は、サプライチェーンの仕組みを変更するといわれてきた[要出典]。インターネット上の仮想市場の出現により、仲介者の排除は新しい意味を獲得した[要出典]Amazon.comのような仮想市場の売り手は仲介業者を排除している。仮想マーケットプレイスベンダーによって作成されたプラットフォームにより、販売者と購入者は相互に直接つながることができる。しかし、仮想マーケットプレイスを使い続けるかどうかは互いの好意に依存している。仮に、販売者と購入者がこのプラットフォームを迂回して直接取引を行うと、プラットフォームベンダーが収益分配を得られなくなる。これは、新しい形の中抜き排除と見なすこともできる[要出典]

討論

インターネット以外の世界では、ウォルマートのようにサプライヤーとバイヤーの間の仲介業者の数を減らすことで価格を下げようとする多くのロードサイド小売業者にとって、中間流通業者の排除は重要な戦略であった。在庫の必要がなければ仲介流通業者の必要性のひとつがなくなるため、中間流通業者の排除はジャストインタイム製造のアイデアとも密接に関連している。 1990年代の日本ドイツの経済パフォーマンスの低さの理由として、仲介者の排除を阻止する法律の存在が挙げられている[要出典]

ただし、インターネット関連の仲介者の排除は、ドットコムブームの間には予想されたよりも発生しなかった。小売業者と卸売業者は、クレジットの延長、さまざまなサプライヤからの製品の集約、返品の処理などの重要な機能を提供する。さらに、多くの場合、製造業者との間の商品の配送は、消費者が商品を受け取る店舗に商品を配送するよりもはるかに効率が悪い可能性がある(消費者が店舗へ行く手間を無視した場合)。仲介者の排除の脅威に対して、一部の小売業者は、仮想店舗と物理店舗をブリック・アンド・クリックと呼ばれる戦略に統合しようと試みた。

仲介モデルの再興

再仲介は、エンドユーザー(消費者)と生産者の間に仲介者が再導入されることである。この用語は、特に、仲介者の排除がされたところに再度仲介者が入る場合に使われる[4]

インターネット革命が始まった当初、電子商取引は運用コストを削減するための仲介手段と見なされていた。消費者がインターネットを介して生産者から直接製品を購入できるようにすることで、製品の配送チェーンが大幅に短縮され、標準的な供給モデルの仲介業者による「仲介」がなされなくなるというコンセプトであった。しかし、実際には、新しい仲介者がデジタル環境に登場してきた(例: Amazon.comおよびeBay[8]

再仲介は、eコマースを使って仲介者を排除し、直接販売モデルを取った場合に発生する多くの新しい問題が原因で導入された。多くの小口注文の出荷に対応するコスト増、大規模な顧客へのサービスの問題、排除された小売業者や供給チャネルのパートナーからのクレームに対応するなどの課題が発生した。個々の消費者の販売前および販売後の問題に対応するには、膨大なリソースが必要となる。仲介者を排除する前は、サプライチェーンの仲介業者が生産者の販売員を務めていたが、仲介者が不在の場合、生産者自身が営業を行う必要がある。オンラインでの販売には、独自の関連コストがかかる。高品質のWebサイトの開発、製品情報の維持、およびマーケティング費用などだ。最後に、製品販売をインターネットチャネルに限定すると、生産者はインターネット上で他のサイトと競合しながら集客を自分で行う必要がある。インターネット上での集客にはさまざまなテクニックと費用が必要になってきている。

成功事例

関連項目

脚注

  1. ^ 中抜き(なかぬき) の意味”. Weblio. 2021年7月22日閲覧。
  2. ^ 中抜きの意味・解説”. goo辞書. 2021年7月22日閲覧。
  3. ^ Wake Forest. Infinite Financial Intermediation. page 50. Law Review 643 (2015)
  4. ^ a b Chircu, Alina M.; Robert J. Kauffman (1999). “Strategies for Internet Middlemen in the Intermediation/Disintermediation/Reintermediation Cycle”. Electronic Markets 9 (1–2): 109–117. doi:10.1080/101967899359337. 
  5. ^ 加谷珪一 (2020年7月29日). “日本経済の悪しき習慣「中抜き」が、国と国民を貧しくしている”. ニューズウィーク日本版. 2021年5月13日閲覧。
  6. ^ Gellman, R. (1996). Disintermediation and the Internet. Government information quarterly, 13(1), 1-8.
  7. ^ Belke, Ansgar; Thorsten Polleit (2011). Monetary Economics in Globalised Financial Markets. Springer Science & Business Media. p. 73. ISBN 978-3540710028. https://books.google.com/books?id=1brgD-N04X8C 2017年1月9日閲覧。 
  8. ^ Sarkar, Butler and Steinfield. Intermediaries and Cybermediaries: A Continuing Role for Mediating Players in the Electronic Marketplace. 1995.
  9. ^ 【気付いちゃうとモヤッとする言葉】「中抜きがひどい=ピンハネがひどい」は矛盾していると思うワケ - ねとらぼ
  10. ^ IT業界の摘発強化へ動く公取委、根深い中抜き・買いたたき生む多重下請けにメス 玄 忠雄 日経クロステック/日経コンピュータ 2022年7月12日

中抜き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 00:07 UTC 版)

シガーボックス」の記事における「中抜き」の解説

片方の箱から手を放し挟まれている箱を掴む。その後、元々持っていた箱を挟み込み最初ポジションへ戻る。

※この「中抜き」の解説は、「シガーボックス」の解説の一部です。
「中抜き」を含む「シガーボックス」の記事については、「シガーボックス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「中抜き」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「中抜き」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中抜き」の関連用語

1
中抜きする 活用形辞書
100% |||||

2
中抜きしうる 活用形辞書
96% |||||

3
中抜きしそう 活用形辞書
96% |||||

4
中抜きしそうだ 活用形辞書
96% |||||

5
中抜きした 活用形辞書
96% |||||

6
中抜きしたい 活用形辞書
96% |||||

7
中抜きしたがる 活用形辞書
96% |||||

8
中抜きして 活用形辞書
96% |||||

9
中抜きしない 活用形辞書
96% |||||

10
中抜きしまい 活用形辞書
96% |||||

中抜きのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中抜きのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Juggling DonutsJuggling Donuts
Copyright (C) 2024 by JugglingDonuts
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの仲介者の排除 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのシガーボックス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS