中抜
読み方:なかぬき
- 一名胸当とも称へて、スリの最も熟練した奴の仕事、人の前に立つや否や電光石火的に掠め取り、はづしたボタンまでもとのままにし、甚だしいのは財布の中味だけ抜き取るといふスリの入神の技に達したものである。
- すりとつた財布の中味だけ抜いて、又空の財布をもとの如く戻すことをいふ。〔犯罪語〕
- はカバン其の他の包みから中身を抜きとるもので、普通には寄り掛る風をしたり、袖で隠したりして掏るので、又「胸当」「袖買」などとも云ふ。
- すりとつた財布の中味だけ抜いて、又空の財布をもとの如く戻すことをいふ。
- 〔隠〕すりとつた財布の中味だけ抜いて、又元の所へ戻す事。
- 盗んだ懐中物の中味だけを抜いて空だけを元へ戻して置くことをいふ。
- 掏り取つた財布の中より金銭だけを抜き取りその財布を元の所へ戻し置こと。内懐中のものを盗む掏摸。「胸当」に似てゐるが窃取することに最も巧みなる者は洋服のボタンを外し又それを元通りに掛けておきその間に懐中物を窃取するものである。
- 掏ツタモノヲ中カラ金丈ケ抜取ルコト。
- 〔犯〕すりとつた財布の中味だけを抜きとつて又元の場所へ戻すこと。
- すりとった財布の中味だけ抜いて、又、空の財布をもとの如く戻すことをいう。〔一般犯罪〕
- 紙入、財布などに内在する金品のみを抜とり、容器をそのまま以前の場所に収めておく行為。〔掏摸〕
- 懐中の蟇口から中身だけをすり取るすりの手口。中身だけを抜きとるところより。〔す〕
- スリ取った財布の中より金銭だけを抜き取ってその財布を元の所え戻しておくこと。内懐中のものをとるスリ「胸当」に似ているが窃取することに最も巧みなものは洋服のボタンを外し又それを元通りに掛けておきその間に懐中物を窃取するものである。
中抜
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