Nutanixの製品ラインナップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 14:58 UTC 版)
「Nutanix」の記事における「Nutanixの製品ラインナップ」の解説
Nutanixには、HCIを中心とするコア製品とInvisible Infrastructureを実現するための、周辺ソフトウェアが提供されている。 コア製品名製品内容AOS Acropolis OSの略。NutanixのコアコンポーネントでCVM上で動作するOS。共有ストレージ機能と管理画面、クラスター機能を提供する役割をもつ。 AHV 旧来Acropolis Hypervisorと呼ばれていた、Nutanixオリジナルのハイパーバイザー。KVMをベースに、HAやリソース平準化などの機能を追加されている。AOSとともに稼働する前提で設計されており、Nutanix以外の環境で利用できない。 周辺ソリューション製品名製品内容Prism Central 複数のNutanixクラスターを纏めて一つの画面で管理をすることを目的に作られたコンポーネント。仮想アプライアンスとして展開する。Prism Proライセンスを適用することで、 機械学習(X-Fit)による環境の分析機能やX-Playによるトリガーに応じて事前設定した処理の自動実行を行う機能などが用意されている。 Files Nutanixで動作するファイルサービス機能を提供。FSVMと呼ばれるNASヘッドが各ノードで稼働し、負荷分散を得意とするSMB・NFSファイルサーバーを利用できる。 File Analytics Filesに保存されたファイルを分析する機能を提供。File Analytics VMと呼ばれる仮想アプライアンスにて提供され、Filesに保存されたデータの利用状況やファイル、ユーザーごとの監査証跡の記録を確認することができる。 Objects Amazon S3 互換のオブジェクトストレージ機能を提供。Prism Centralを介して管理を行う。 Flow Nutanix AHV上でマイクロセグメンテーション(分散ファイアウォール)を提供する。Prism Centralを介して管理を行う。 Calm アプリケーションの需要に応じて、仮想マシンを自動で展開する機能を提供。Self Service Portalを介し、プロジェクトや組織ごとに公開されたブループリントを元に自動展開を行うことができる。 Mine Nutanixの拡張性を生かした、バックアップ統合型アプライアンス。現在はVeeamとHYCUが対応している。 Era Oracle,SQL Server、MariaDB、MySQL、PostgreSQLに対応した、データーベース管理ソフトウェア。データーベースのデプロイ、リストア、クローンを柔軟に行うことができる。 パブリッククラウドサービス製品名製品内容Xi Frame ブラウザのみで利用できるデスクトップ環境を提供するDaaS。コントロールプレインをパブリッククラウド上で提供し、オンプレミス上のNutanix(AHV)とパブリッククラウド上でワークロードを展開可能。 Xi Leap Nutanix上で稼働している仮想マシンを有事の際に、パブリッククラウド上でDRできるサービス。オンプレミスのNutanixはAHVまたはESXiで利用することが可能。仮想マシンの起動順序などの細かい設定が可能。 Clusters on AWS AWSのEC2ベアメタルインスタンスに、Nutanix AHVを展開および動作させる機能。オンプレミスのNutanix同様にNutanix HCIの全ての機能がAWS上でも利用できる。 Clusters on Azure AzureのDedicated Hostに、Nutanix AHVを展開および動作させる機能。オンプレミスのNutanix同様にNutanix HCIの全ての機能がAzure上でも利用できる。2020年10月現在、EarlyAccessが行われている。 Flow Security Central 従来Beeamとして提供されていた、パブリッククラウドのガバナンス管理機能にNutanix Flowが持つセキュリティ機能が一つに纏められたサービス。オンプレミスのNutanix、AWS、Azure、GCPに対応。
※この「Nutanixの製品ラインナップ」の解説は、「Nutanix」の解説の一部です。
「Nutanixの製品ラインナップ」を含む「Nutanix」の記事については、「Nutanix」の概要を参照ください。
- nutanixの製品ラインナップのページへのリンク