Nutanix HCIの概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 14:58 UTC 版)
「Nutanix」の記事における「Nutanix HCIの概要」の解説
仮想化基盤として用いられることの多い、サーバー、SANスイッチ、ストレージの3層構造(3Tier)における課題を解決することを目的に考案された仕組みである。 Nutanix HCIは、一般的なIAサーバーを一つのクラスターとして管理・統合し、クラスター内のIAサーバーに搭載される記憶装置(NVMe、SSD、HDD)を1つの共有ディスクとして扱うことができ、ストレージなど専用のハードウェアを必要しない構成で提供される。 これにより、従来の3層構造(3Tier)において課題となっていた、拡張性や互換性の問題から解放され、仮想化基盤にシンプルで柔軟な拡張性と管理・運用を実現する。 また、Nutanix HCIは原則3ノード以上から構成され、各ノードにController VM(CVM)と呼ばれる仮想アプライアンスが稼働し、このCVMがNutanixクラスターのストレージコントローラーと管理機能を提供する役割を担っている。 I/O処理は各ノードのCVMで分散され、リニアなスケールアウトが可能になる。
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