nationalism
別表記：ナショナリズム
「nationalism」の意味・「nationalism」とは
「nationalism」とは、国家主義または民族主義を指す英単語である。具体的には、自国や自民族の利益、価値、文化を重視し、その発展や維持を求める思想や運動を指す。また、そのような思想を持つ人々を指す場合もある。「nationalism」の発音・読み方
「nationalism」の発音は、IPA表記では/næʃənəˌlɪzəm/となる。IPAのカタカナ読みでは「ナショナライズム」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「ナショナリズム」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「nationalism」の定義を英語で解説
「nationalism」は、"the strong belief that the interests of a particular nation-state are of primary importance"と定義される。また、"the belief that a people who share a common language, history, and culture should constitute an independent nation, free of foreign domination"とも定義される。「nationalism」の類語
「nationalism」の類語としては、「patriotism」（愛国心）、「chauvinism」（盲目的な愛国心）、「jingoism」（好戦的な愛国心）などがある。これらはすべて、自国や自民族を重視する思想や感情を表すが、その度合いや表現方法に違いがある。「nationalism」に関連する用語・表現
「nationalism」に関連する用語としては、「nation」（国家、民族）、「national」（国家の、民族の）、「nationalist」（国家主義者、民族主義者）、「nationalistic」（国家主義的な、民族主義的な）などがある。これらはすべて、「nationalism」の根底にある「nation」（国家、民族）という概念と密接に関連している。「nationalism」の例文
以下に、「nationalism」を用いた例文を10個示す。 1. Nationalism is a powerful force in many countries.（国家主義は多くの国で強力な力となっている。） 2. The rise of nationalism led to the independence of many countries.（国家主義の台頭により、多くの国が独立を達成した。） 3. Nationalism can sometimes lead to conflict between nations.（国家主義は時として国家間の対立を引き起こすことがある。） 4. His speeches often appeal to a sense of nationalism.（彼のスピーチはしばしば国家主義の感情に訴える。） 5. The government is accused of promoting nationalism.（政府は国家主義を推進していると非難されている。） 6. Nationalism is not always a negative force.（国家主義が常に否定的な力であるわけではない。） 7. The spread of nationalism has changed the political landscape.（国家主義の広がりは政治の風景を変えた。） 8. Nationalism can be a tool for unity or division.（国家主義は結束あるいは分裂の道具となり得る。） 9. The rise of nationalism is a global phenomenon.（国家主義の台頭は世界的な現象である。） 10. Nationalism plays a significant role in shaping a nation's identity.（国家主義は国家のアイデンティティ形成において重要な役割を果たす。）
ナショナリズム【nationalism】
ナショナリズム
(nationalism から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/30 08:14 UTC 版)
ナショナリズム（英: nationalism）とは、国家という統一、独立した共同体を一般的には自己の所属する民族のもと形成する政治思想や運動を指す用語[1]。日本語では内容や解釈により国家主義、国民主義、国粋主義、国益主義、民族主義などとも訳されている[1]。パトリオティズムとは区別される。
注釈
- ^ アンダーソンは出版資本主義を近代に特徴的な要素として挙げ、ゲルナーは国家による教育制度を指摘する。
出典
- ^ a b ブリタニカ国際大百科事典、他
- ^ Harper, Douglas. “Nation”. Online Etymology Dictionary. 2011年6月5日閲覧。.
- ^ ゲルナー、2000年、p.1
- ^ 姜、2001年、p.5あるいはホブズボーム、2001年、p.10など
- ^ nationalism - Stanford Encyclopedia of Philosophy
- ^ 丸山眞男著 『現代政治の思想と行動』未來社、2006年新装版、279ページ
- ^ E.H.カー『ナショナリズムの発展（新版）』（みすず書房、2006年）あるいはB.アンダーソン『増補 想像の共同体』（NTT出版、1997年）の「訳者あとがき」など
- ^ 橋川、1968年、p.16
- ^ スミス、1999年およびアンダーソン、1997年参照。
- ^ 「民族とネイション」p43 塩川伸明 岩波新書 2008年11月20日第1刷
- ^ 「民族とネイション」p45 塩川伸明 岩波新書 2008年11月20日第1刷
- ^ 「ナショナリズム 1890-1940」 p55-58 オリヴァー・ジマー 福井憲彦訳 岩波書店 2009年8月27日第1刷
- ^ 「ナショナリズム 1890-1940」 p66-69 オリヴァー・ジマー 福井憲彦訳 岩波書店 2009年8月27日第1刷
- ^ 「ナショナリズム 1890-1940」 p100-105 オリヴァー・ジマー 福井憲彦訳 岩波書店 2009年8月27日第1刷
- ^ 塩川伸明 『民族とネイション - ナショナリズムという難問』p94 岩波新書、2008年 ISBN 9784004311560
- ^ 塩川伸明 『民族とネイション - ナショナリズムという難問』p97-98 岩波新書、2008年 ISBN 9784004311560
- ^ 塩川伸明 『民族とネイション - ナショナリズムという難問』p100 岩波新書、2008年 ISBN 9784004311560
- ^ 「新書アフリカ史」第8版（宮本正興・松田素二編）、2003年2月20日（講談社現代新書）p454
- ^ 塩川伸明 『民族とネイション - ナショナリズムという難問』p129 岩波新書、2008年 ISBN 9784004311560
- ^ 「ナショナリズム 1890-1940」 p111-112 オリヴァー・ジマー 福井憲彦訳 岩波書店 2009年8月27日第1刷
- ^ 「ナショナリズム 1890-1940」 p136-140 オリヴァー・ジマー 福井憲彦訳 岩波書店 2009年8月27日第1刷
- ^ 「ナショナリズム 1890-1940」 p146 オリヴァー・ジマー 福井憲彦訳 岩波書店 2009年8月27日第1刷
- ^ 「国際機構 第四版」p103 家正治・小畑郁・桐山孝信編 世界思想社 2009年10月30日第1刷
- ^ 「新書アフリカ史」第8版（宮本正興・松田素二編）、2003年2月20日（講談社現代新書）p494-498
- ^ 「現代政治学 第3版」p52 加茂利男・大西仁・石田徹・伊東恭彦著 有斐閣 2007年9月30日第3版第1刷
- ^ 「民族とネイション」p145 塩川伸明 岩波新書 2008年11月20日第1刷
- ^ 「現代政治学 第3版」p206 加茂利男・大西仁・石田徹・伊東恭彦著 有斐閣 2007年9月30日第3版第1刷
- ^ 塩川伸明 『民族とネイション - ナショナリズムという難問』p153 岩波新書、2008年 ISBN 9784004311560
- ^ 「コラム：新型コロナに乗じる中ロ、揺らぐグローバリズム」『Reuters』、2020年3月24日。2020年4月5日閲覧。
- ^ 遠隔地ナショナリズムについてはアンダーソンの"New World Disorder"および『比較の亡霊』参照。なお『比較の亡霊』では「遠距離ナショナリズム」の訳語が用いられているが、ここでは1992年の"New World Disorder"以来使われてきた「遠隔地ナショナリズム」を訳語として使う。
- ^ スミス、1999年、p.199
- ^ “Summon 2.0”. aucegypt.summon.serialssolutions.com. 2023年9月11日閲覧。
- ^ 「ナショナリズム 1890-1940」 p162 オリヴァー・ジマー 福井憲彦訳 岩波書店 2009年8月27日第1刷
- ^ 塩川伸明 『民族とネイション - ナショナリズムという難問』p121 岩波新書、2008年 ISBN 9784004311560
- ^ 『民主主義がアフリカ経済を殺す: 最底辺の10億人の国で起きている真実』p92-93、甘糟智子訳、日経BP社、2010年1月18日
- ^ 塩川伸明 『民族とネイション - ナショナリズムという難問』p123 岩波新書、2008年 ISBN 9784004311560
- ^ a b Bhikhu Parekh, Ethnocentric Political Theory: The Pursuit of Flawed Universals, pp.242-243
- ^ 知恵蔵「ナショナリズム」
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「ナショナリズム」
- ^ 『現代社会教育用語辞典』p.361
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