carburizingとは? わかりやすく解説

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浸漬焼き入れ

英語 carburizing

鉄鋼表面外部から炭素浸透させ表面層炭素量を増加させる処理で、この状態から焼き入れを行うと表面だけの硬度増加させることができる。浸炭ガス液体固体浸炭剤中で加熱処理を行うが、自動車産業ではガス浸炭が多い。なお、焼き入れ行っただけでは硬くもろい性質をもつので、その後適当な温度加熱して焼きもどしすることにより、適度の硬度靭性もたせることができる。自動車部品では、表面部の機械的性質(耐摩耗性疲労強度)の向上が必要となる機械加工部品多く表面硬化処理代表的なもののひとつである。具体的な適用部品としては、ステアリング関係のギヤ類、トランスミッションギヤ、ディファレンシャル関係のギヤ類などがある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

浸炭

carburizing
オーステナイト中に固溶している状態の炭素を、表面に富化させるために鉄鋼製品オーステナイト状態で適用される熱化学処理。
備考1.浸炭した鋼は、焼入焼戻し行って使用することが普通である。この処理を肌焼きcase hardeningということもある。
2.浸炭剤の種類によって固体浸炭液体浸炭及びガス浸炭分けられる

浸炭

(carburizing から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/06 22:08 UTC 版)

浸炭(しんたん、滲炭とも、英語:carburizing)とは、金属(特に低炭素鋼)の加工において、表面層の硬化を目的として炭素を添加する処理のことである。主に耐摩耗性を向上させるために行われる。


  1. ^ a b c d 坂本卓 『絵とき 機械材料 基礎のきそ』 日刊工業新聞社、2007年、102頁-。ISBN 978-4526058479


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