XM16E1, M16A1とは? わかりやすく解説

XM16E1, M16A1 (モデル603)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:35 UTC 版)

M16自動小銃」の記事における「XM16E1, M16A1 (モデル603)」の解説

モデル603陸軍・海兵隊向けの最初制式モデルであり、まず1964年より、XM16E1として実験的に生産・配備された後に、1967年以降は、その教訓フィードバックしたM16A1移行した。また納入済みのXM16E1も、軍の施設M16A1仕様改修された。 XM16E1では、生産開始直前になって陸軍要請受けて全閉鎖しなかったボルト強制的に閉鎖させる「ボルトフォワードアシスト」上部レシーバー後部追加された。また最初期モデルは、従来同様に三叉状の消炎器を備えていたが、木の枝引っかかりやすい上に衝撃弱く侵入しやすかったことから、1966年9月より、先端閉じて4つスロット切られ鳥かご型へ変更された。1968年から1969年にかけて、既存のXM16E1のほとんどがこの仕様改修されたが、一部では三叉状のままで使用継続された。 1965年よりXM16E1を装備した部隊ベトナム戦争実戦参加するうになると、多く問題指摘されるようになった故障最大原因発射薬変更で、制式化以前市販IMR火薬使用していたのに対し制式化されたM193弾では、ストーナー反対にかかわらず、7.62 mm弾などと同じ粒状弾薬採用された。これはIMR火薬よりも安い一方で燃えカス多くガス直接利用式という動作方式もあって、動作不良につながりやすくなっていた。またクリーニング・キットも不足しており、コルト社が「M16は先進ライフルで、メンテナンスの必要はない」と過剰広告していたこともあり、部隊では有効な手入れ法が指導されていなかった。更に、不適切潤滑油使用による弾薬不発化や、弾薬潤滑油を塗ることによる機関部への異物混入リコイルスプリング取り付けられバッファー機能不良なども動作不良の原因となっていた。これらに対しイラスト多用したマニュアル配備を含む教育強化ボルトクロームメッキ処理、ストック内へのメンテナンスキット収納など、順次改良策が講じられた。 「ガス圧作動方式#M16の作動不良」も参照

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