WPS
読み方:ダビュリューピーエス
WPSとは、Microsoftが開発したプリンタの規格、およびそのプリンタをWindows上で制御するためのドライバ規格の名称である。
WPSでは、通常はプリンタが行っている印刷イメージの展開を、Windowsのプリンタドライバによって行う。これによって、印刷結果と同じ表示がパソコン画面であらかじめ確認できたり、印刷完了の通知や用紙切れなどの異常といったプリンタ側の状況をPC側から把握できたりといった、PCとプリンタの双方向通信機能が実現する。
ただし、WPSはWindowsのみがサポートしており、Windowsの中でもWindows NTはWPSに対応しておらず、次第にプリンタの多くがWPSの目指した機能を自ら実現できていることなどから、現在すでにWPSはほとんど用いられることがなくなっている。
Windows Printing System
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/10/01 10:04 UTC 版)
Windows Printing System(ウィンドウズ プリンティング システム)は、マイクロソフトが提唱していたプリンターの規格、およびそれを構成する一連のソフトウェア(デバイスドライバ)である。WPSと略される。ページプリンター(レーザープリンター)の低価格化と、コンピュータ側での印刷状況の把握を目的として開発された規格である。
- 1 Windows Printing Systemとは
- 2 Windows Printing Systemの概要
Windows Printing System (WPS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 02:40 UTC 版)
「プリンター」の記事における「Windows Printing System (WPS)」の解説
マイクロソフトが開発した制御方式で、印刷イメージ展開などの主な処理をWindowsの機能を用いてパソコン側で行うことで、プリンターの製造コストを下げようとしたもの。Windows 95の全盛期であった1996年 - 1997年頃に発売された低価格のレーザープリンターに多く採用されたが、マイクロソフトとのライセンスの関係などで短命に終わり、また後継OSのWindows 2000やXP、Vistaではドライバの提供などのサポートが中止された。
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「Windows Printing System」の例文・使い方・用例・文例
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