We ROCK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/24 09:58 UTC 版)
WeROCK | |
---|---|
刊行頻度 | 隔月刊 |
発売国 | ![]() |
言語 | |
定価 | 1,694円(本体1,540+税) |
出版社 | サウンド・デザイナー |
編集部名 | ジャックアップ |
発行人 | 宮本立男 |
編集長 | 藤中健司 |
ウェブサイト | http://rockinf.net/ |
ロッキンf | |
---|---|
愛称・略称 | ロクf |
刊行頻度 | 月刊(1976年7月号 - 2001年8月号) 隔月(2002年 - 2007年) |
発売国 | ![]() |
言語 | |
出版社 | 立東社(1976年7月号 - 2001年8月号) 晋遊舎 アポロ・コミュニケーション サウンド・デザイナー |
刊行期間 | 1976年7月号 - 2001年8月号 2002年 - 2007年 2015年 - |
『WeROCK』(ウィ・ロック)は、主に日本のヘヴィメタルバンドと一部のヴィジュアル系バンドによるロックを中心とした日本の音楽雑誌である。
1976年に立東社から『ロッキンf』、略称は「ロクf」で月刊誌として発行された。2001年、立東社が倒産し1年ほど休刊になるが、2002年に晋遊舎から復刊された。
2005年に発行元がアポロ・コミュニケーションへ異動。現在は発行「有限会社サウンド・デザイナー」、編集は「株式会社ジャックアップ」が行っている。
2007年より来歴にて後述する権利関係の問題で誌名が『We Rock』となったが、2015年に月刊サウンド・デザイナーの増刊『ロッキンf』としてスペシャル号が発行された。
2024年4月15日、WeROCK創刊100号発売、特集は、生誕60周年記念特集hide。
来歴
- 『ロッキンf』創刊
『ロッキンf』創刊号は1976年7月号、表紙はジミー・ペイジ。発売日は1996年まで毎月8日に発売、1996年から2001年までは毎月27日発売だった。当初はイギリスの雑誌『メロディ・メイカー』誌の日本語版として発行されていた。表紙を飾っていたアーティストは1970年代までは海外アーティストであったが、1980年代に入りYMOやRCサクセションといった日本のアーティストが中心になった。
1983年あたりからハードロック色の強い雑誌となり、1984年にはヘヴィメタルが8割占める。主に日本のヘヴィメタル、「ジャパニーズ・メタル(通称ジャパメタ)」中心の雑誌となり、LOUDNESSや浜田麻里が表紙を飾ることが多くなった。
この頃になると日本のアーティストが海外アーティストと対談する企画が頻繁に行われるようになった。同時にインディーズのバンドも扱い、この雑誌で有名になったバンドも多数おり、無名だった頃のX JAPANのYOSHIKIがメンバー募集のコーナーに送っていた。
1990年代に入ると、バンドブームもあってか、表紙を飾るのはヴィジュアル系と呼ばれるバンドが中心となり、中でもX JAPANとそのメンバーの表紙数が群を抜いていた。1990年代後半にはメロコア系のバンドとヴィジュアル系バンドの表紙が目立ち始め、その後SEX MACHINEGUNSのブレイクにより再びヘヴィメタルバンドが表紙を飾るようになった。
2001年8月号を最後に7月に立東社が倒産し休刊。
- 『ロッキンf』復刊から『WE ROCK』へ
2002年夏、晋遊舎の関連企業であるマックスコーポレーション[1](2005年に晋遊舎と合併により消滅、マックス (出版社)の前身)から高崎晃の表紙でジャパメタ雑誌としてDVD付きで復刊、隔月での発売となる。その後は出版社を転々としていたが、2007年8月発売号をもって晋遊舎から他社へ『ロッキンf』の権利が移動したため[2]使用できなくなり、2007年10月発売号から別の名称に変更となる。VOL.27にて新名称の投票、および募集を行い、結果として『WE ROCK』の誌名で再スタートを切ることになった[3]。
- 『ロッキンf』2015年復刊
2015年10月、『ロッキンf』の復刊を公式に発表[4]。We ROCKも共存という形で今後も発行すると発表した[5]。月刊サウンド・デザイナー12月号増刊として『ロッキンf 2015』2015年12月1日発行(定価2,160円)DVD付録つきで復刊を遂げた。
編集部によれば、具体的な時期は明かされていないが、2015年より数年前に『ロッキンf』の名称を取り戻していた[6]が、復刊のタイミングを模索していたところにLOUDNESSがアルバム『THUNDER IN THE EAST』30周年記念盤を発売するという情報を得た事で、LOUDNESSを中心にジャパニーズ・メタルの30年史を製作するために復刊させたと語っている[7]。
ロッキンf付録ソノシート・CD
『ロッキンf』は、1985年からインディーズや一部のメジャーなロックバンドのソノシートが付録として収められていた。1991年以降音源付きの付録は10年近く収録されなかったが、2000年代に入るとソノシートからCDに代わり、Cloud NineやBAD SiX BABiESのデモCDが付録として収録されていた。
ロッキンf付録ソノシート
- 山本恭司「山本恭司のギターワールド」(1985年5月号)
- REACTION「ARE YOU FREE TONIGHT」(1986年12月号)
- HURRY SCUARY「DIRTY STREET」(1987年5月号)
- BLIZARD「DREAM TENSION」(1987年6月号、栗林誠一郎と共同制作)
- PRESENCE「ROCK 'N ROLL」(1987年7月号)
- KILLER MAY「FLAMING RED」(1988年4月号)
- VIENNA「FOLLOW YOU」(1988年5月号)
- X「KURENAI」(1988年6月号)[8]
- CATS IN BOOTS「HEAVEN ON A HEARTBEAT』(1988年7月号)
- GASTUNK「DEAD SONG」(1989年 ロッキンf別冊『STREET FIGHTING MEN』付録)[9]
- LADIESROOM「A LITTLE PIECE OF HEAVEN」(1990年5月号)
- JACKS'N'JOKER「JOKER」(1990年6月号)
- Gargoyle「HALLELUYAH」(1990年8月号)
- AION「GASP FOR BREATH」(1990年9月号)
- TOKYO YANKEES「JOKER」(1990年10月号)
- DECAMERON「お前だけに I LOVE YOU」(1990年11月号)
- POISON ARTS「KICK ROCK」(1990年12月号)
- VIRUS「退屈しのぎのLOVE愛視線」(1991年1月号)
- Z.O.A「SAD SONG」(1991年2月号)
- MARDIGRAS「CHANGES」(1991年3月号)
- GIRL TIQUE「ワライトバスナ」(1991年4月号)
- Eins:Vier「KISS IS SLEEPING PILLS」(1991年5月号)
- PASSION ROSE「OUT OF CONTROL」(1991年6月号)
ロッキンf付録デモCD
- Cloud Nine「BASTARD」(2000年11月号)
- BAD SiX BABiES「BLACK CAT BABiES」(2001年3月号)
ZETA
1989年からVHS『Rockin'f Presents CRAZY ROCK VIDEO MAGAZINE ZETA』をリリース。
- D'ERLANGER 等
- COLOR[要曖昧さ回避] 等
- ガスタンク伝説
- かまいたち症候群
- 増刊号 CHARACTERS JACKS'N'JOKER SPECIAL
- 増刊号 CHARACTERS LADIES ROOM SPECIAL
- PASSION ROSE
- 増刊号 CHARACTERS GRAND SLAM SPECIAL
- DECA MERON・東京ヤンキース・AION
- 増刊号 CHARACTERS GARGOYLE LIVE 残像
- 増刊号 CHARACTERS Terra Rosa LIVE Final Class Movie
- 増刊号 CHARACTERS 幻覚アレルギー SPECIAL
- 増刊号 CHARACTERS ANTHEM SPECIAL
脚注
- ^ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/01014546
- ^ 1976年4月に立東社によって出願され、2001年11月に晋遊舎に移転登録された商標「ロッキンf」(商標第1445785号)は、2011年11月に存続期間満了により権利が消滅した。なおこの間、晋遊舎からの権利移転の記録はない。
- ^ 公式ウェブサイトの告知より
- ^ 音楽雑誌「ロッキンf」、復活 BARKS 2015年10月9日 閲覧
- ^ @werock_magazine WeROCK 公式アカウント 2015年10月9日のツイート
- ^ 2011年8月に株式会社ジャックアップによって商標「ロッキンf」が出願され、翌年2月に登録されている(第5468799号)。
- ^ ロッキンf! 復活裏話!? WeROCK blog 2015年11月16日 2015年11月17日閲覧
- ^ 『VANISHING VISION』収録の物をベースに別アレンジとなっており、イントロがギターのアルペジオではなく、YOSHIKIによるピアノの演奏、歌詞も後のメジャー盤の日本語歌詞とは異なった物になっている。参考ロッキンf 1988年6月号 130p
- ^ 2002年に発売されたベストアルバム『EARLY SINGLES』に収録された。
外部リンク
- We ROCK
- WeRock CITY[リンク切れ]
- We ROCK (@werock_magazine) - X(旧Twitter)
- WeROCK TV - YouTube
- 岡部好公式サイト 1980年代にロッキンfを飾ったロック写真を公開
We Rock
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/09 12:11 UTC 版)
We Rock(ウィ・ロック)は、ロック(主にヘヴィメタル)を中心とした日本の音楽雑誌である。
1976年に立東社から「ロッキンf」の名で月刊誌として発行された。2001年、立東社が倒産し1年ほど休刊になるが、2002年に晋遊舎から復刊された。2005年には発行元がアポロ・コミュニケーションへ異動。現在は発行「有限会社サウンド・デザイナー」、編集は「株式会社ジャックアップ」が行っている。2007年より雑誌名が「We Rock」となった。ロッキンf時代の略称は「ロクf」。
来歴
創刊号は1976年7月号、表紙はジミー・ペイジ。発売日は1996年まで毎月8日に発売、1996年~2001年までは毎月27日発売だった。当初はイギリスの雑誌「Melody Maker」誌の日本語版として発行されていた。表紙を飾っていたアーティストは1970年代までは海外アーティストであったが、1980年代に入りYMOやRCサクセションと言った日本のアーティストが中心になった。
1983年あたりからハードロック色の強い雑誌となり、1984年にはヘヴィメタルが8割占める。主に日本のヘヴィメタル、「ジャパニーズ・メタル(通称ジャパメタ)」中心の雑誌となり、LOUDNESSや浜田麻里が表紙を飾ることが多くなった。
この頃になると日本のアーティストが海外アーティストと対談する企画が頻繁に行われるようになった。同時にインディーズのバンドも扱い、この雑誌で有名になったバンドも多数おり、無名だった頃のX JAPANのYOSHIKIがメンバー募集のコーナーに送っていた。
1990年代に入ると、バンドブームもあってか、表紙を飾るのはヴィジュアル系と呼ばれるバンドが中心となり、中でもX JAPANとそのメンバーの表紙数が群を抜いていた。1990年代後半にはメロコア系のバンドとヴィジュアル系バンドの表紙が目立ち始め、その後SEX MACHINEGUNSのブレイクにより再びヘヴィメタルバンドが表紙を飾るようになった。
2001年8月号を最後に7月に立東社が倒産。休刊。
2002年、晋遊舎から夏に高崎晃の表紙でジャパメタ雑誌としてDVD付きで復刊。月刊誌から隔月での発売となる。その後は出版社を転々としていたが、2007年の8月発売号をもって権利関係の問題(2002年の復刊後は晋遊舎の物となっていた為)により「ロッキンf」という名称が使用できなくなったため、2007年10月発売号から別の名称に変更となる。VOL.27にて新名称の投票、および募集を行い、結果として「WE ROCK」と言う雑誌名で再スタートを切ることになった[1]。
2015年10月、「ロッキンf」の復刊を公式に発表[2]。We ROCKも共存という形で今後も発行すると発表した[3]。
ソノシート・CD
1985年からインディーズや一部のメジャーなロックバンドのソノシートが付録として収められていた。1991年以降音源付きの付録は10年近く収録されなかったが、2000年代に入るとソノシートからCDに代わり、Cloud NineやBAD SiX BABiESのデモCDが付録として収録されていた。
ソノシート
- 山本恭司『山本恭司のギターワールド』(1985年5月号)
- REACTION『ARE YOU FREE TONIGHT』(1986年12月号)
- HURRY SCUARY『DIRTY STREET』(1987年5月号)
- BLIZARD『DREAM TENSION』(1987年6月号、栗林誠一郎と共同制作)
- PRESENCE『ROCK 'N ROLL』(1987年7月号)
- KILLER MAY『FLAMING RED』(1988年4月号)
- VIENNA『FOLLOW YOU』(1988年5月号)
- X『KURENAI』(1988年6月号)[4]
- CATS IN BOOTS『HEAVEN ON A HEARTBEAT』(1988年7月号)
- GASTUNK『DEAD SONG』(1989年 別冊 STREET FIGHTING MEN収録)[5]
- LADIESROOM『A LITTLE PIECE OF HEAVEN』(1990年5月号)
- JACKS'N'JOKER『JOKER』(1990年6月号)
- Gargoyle『HALLELUYAH』(1990年8月号)
- AION『GASP FOR BREATH』(1990年9月号)
- TOKYO YANKEES『JOKER』(1990年10月号)
- DECAMERON『お前だけに I LOVE YOU』(1990年11月号)
- POISON ARTS『KICK ROCK』(1990年12月号)
- VIRUS『退屈しのぎのLOVE愛視線』(1991年1月号)
- Z.O.A『SAD SONG』(1991年2月号)
- MARDIGRAS『CHANGES』(1991年3月号)
- GIRL TIQUE『ワライトバスナ』(1991年4月号)
- Eins:Vier『KISS IS SLEEPING PILLS』(1991年5月号)
- PASSION ROSE『OUT OF CONTROL』(1991年6月号)
デモCD
- Cloud Nine『BASTARD』(2000年11月号)
- BAD SiX BABiES『BLACK CAT BABiES』(2001年3月号)
脚注
- ^ 公式ウェブサイトの告知より
- ^ 音楽雑誌「ロッキンf」、復活 BARKS 2015年10月9日 閲覧
- ^ @werock_magazine WeROCK 公式アカウント 2015年10月9日のツイート
- ^ 『VANISHING VISION』収録の物をベースに別アレンジとなっており、イントロがギターのアルペジオではなく、YOSHIKIによるピアノの演奏、歌詞も後のメジャー盤の日本語歌詞とは異なった物になっている。参考ロッキンf 1988年6月号 130p
- ^ 2002年に発売されたベストアルバム「EARLY SINGLES」に収録された。
外部リンク
- We ROCK
- WeRock CITY
- We Rock (@werock_magazine) - Twitter
- 岡部好公式サイト 1980年代にロッキンfを飾ったロック写真を公開
「We ROCK」の例文・使い方・用例・文例
- 配達はWestlake、Pinewood、Ramona限定
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- Webサイトの更新が遅れており、ご迷惑をお掛けしております。
- Webサイトの制作についての見積りをお願いしたくご連絡さしあげました。
- Webサイトへの一部転載の許可をいただけましたら幸いです。
- 関連すると思われるWebページを以下に記しておきましたので、参考にして頂ければと存じます。
- お気づきかもしれませんが、当社のWebショップがリニューアルされました。
- 該当のWebページのリンクを送ってください。
- 御問い合わせ先については、当社のWebサイトをご覧下さい。
- 障害の発生・復旧状況は随時Webサイト等で発表いたします。
- 配分単数 《複数の観念を個別的に配分してさす単数形; たとえば We have a nose. における a nose》.
- 米国陸軍士官学校 《West Point にある》.
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