Vitz GRMN Turbo
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:22 UTC 版)
「トヨタ・ヴィッツ」の記事における「Vitz GRMN Turbo」の解説
スポーツコンバージョンモデル「G's」よりさらにハードなチューニングが施される本格的なチューニングカーブランドの「GRMN」において、「iQ GRMN」「iQ GRMN Supercharger」に続く第3弾として「ヴィッツ GRMNターボ」が企画され、2013年に200台が限定販売された。 ボディ剛性を確保するため、日本市場では導入されない3ドア仕様車(豪州・英国市場向け)をベースに車体の前後アンダーボディへ専用開発の補強ブレースを装着した上でGRMN専用チューニングのサスペンションを組み込み、ADVICS製のGRMN専用対向4ポットキャリパーの採用でブレーキを強化し、さらにホイールハブを標準の4ホールからラクティスと同じ5ホール(PCDは100mm)へと変更し、強化型ロアアームを採用することでサスペンション全体の剛性を高めている。駆動方式はFFのみの設定で車両車重は1070㎏である。 エンジンは「RS」の1.5Lエンジン(1NZ-FE型)をベースとしてターボチャージャーを組み合わせることで最大出力は32kW(43PS)向上させ112kW(152PS)/6000rpmに、最大トルクは206Nm(21.0kgm)/4000rpmに引き上げられており、エンジンのチューニングに加えてVSCやABSなども専用のチューニングを施して「走る・曲がる・止まる」といった基本性能を大幅に向上させている。 トランスミッションは5速マニュアルトランスミッションのみである。 外装は「GRMN」のロゴがプレスされた専用の外板が与えられるほか、専用エアロパーツ(フロントバンパー&ヘッドランプレンズはヤリス・ハイブリッド前期モデル、リアバンパーはG'sからの流用となる)とBBS製鍛造17インチアルミホイール(同社の市販品「RF」をベースにしたGRMN専用開発品)に215/45R17タイヤ(ブリヂストン・ポテンザRE050A)を組み合わせる。 内装はトヨタ紡織製のGRMN専用スポーツシートとGRMN専用アナログメーターに加えて本革巻き3本スポークステアリングホイール(レッドステッチ付)などを装備し、後部の軽量化のために一体可倒式リアシートを採用した。ボディカラーは「スーパーホワイトII」と「ブラックマイカ」の2色である。 同年8月25日より専用サイトにて先着順による商談受付を行い、商談は、スポーツカー「TOYOTA 86」の発売と同時に設けられ、カスタマイズやチューニング等に精通した「マスタースタッフ」を常駐させている「AREA 86」設置店舗のネッツ店にて行われ、限定200台はすべて完売した。 GRMNターボ GRMNターボ 後部
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