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ヴァセリンズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 06:09 UTC 版)

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ヴァセリンズ
ヴァセリンズ(2008年)
基本情報
出身地 スコットランド
ジャンル
活動期間
レーベル
メンバー
  • ユージン・ケリー
  • フランシス・マッキー
  • マイケル・マクガウラン
  • グレアム・スマイリー
  • カーラ・イーストン
旧メンバー 後述を参照

ヴァセリンズ英語: The Vaselines)は、スコットランドエディンバラで結成されたオルタナティヴ・ロック・バンド。1986年から1990年にかけて活動。ニルヴァーナカート・コバーンがヴァセリンズのファンであったことから、解散後に再評価された[2]。2008年に再結成し、活動を再開している。

来歴

ユージン・ケリー(ボーカルギター)とフランシス・マッキー(ボーカル、ギター)の2人によって、1986年に結成。バンド結成時には、両者は交際中だった。ザ・パステルズのスティーヴン・パステルに認められ、1987年、スティーヴンが主宰するインディーズ・レーベル『53rd & 3rd』からデビュー・シングル「サン・オブ・ア・ガン」を発表。その後、ジェイミー・シーナン(ベース)と、ユージンの兄弟であるチャールズ・ケリー(ドラムス)を加えて4人組になり、1988年にセカンド・シングル「ダイイング・フォー・イット」、1989年9月に唯一のオリジナル・アルバム『ダム-ダム』を発表するが、ほどなく解散。

ユージン・ケリーは、BMXバンディッツに参加する一方で、自己のバンドであるキャプテン・アメリカを結成し、ニルヴァーナのツアーのオープニングアクトを務めた。その後商標の問題でユージニアスと改名し2作のアルバムを発表するが、1995年に解散。2003年にソロ・アルバム『マン・アライヴ』を発表。
フランシス・マッキーはペインキラーズやサックルといったバンドを経て、2006年に初のソロ・アルバム『サニー・ムーン』を発表。

再評価

1992年、『サブ・ポップ』から、『ダム-ダム』の全曲にシングル曲や未発表曲も追加したコンピレーション盤『ザ・ウェイ・オブ・ザ・ヴァセリンズ』が発売された(日本発売は1998年)。
同年には、ニルヴァーナのコンピレーション盤『インセスティサイド』が発表された。同作は、ヴァセリンズのデビュー曲「サン・オブ・ア・ガン」と、セカンド・シングル収録曲「モリーズ・リップ」のカバーを含む内容で、ヴァセリンズ再評価の引き金となった。

再結成

2008年にユージン・ケリーとフランシス・マッキーの2人で再結成し、ライブ活動を行っている。
また、2009年にこれまでリリースした2つのEPとアルバム全曲のリマスターに加えて、デモやライブ音源を収録したベスト盤『エンター・ザ・ヴァセリンズ』を発売している。8月7日(大阪)9日(東京)サマーソニックに出演。2010年に前作から20年ぶりとなるオリジナルアルバム、『セックス・ウィズ・アン・エックス』を発売している。

メンバー

現メンバー
名前 担当楽器 在籍期間
ユージン・ケリー
英語: Eugene Kelly
ボーカル
ギター
ハーモニカ
1986年 - 1990年
2006年
2008年 - 現在
フランシス・マッキー
英語: Dum Dum
ボーカル
ギター
1986年 - 1990年
2006年
2008年 - 現在
マイケル・マクガウラン
英語: Michael McGaughrin
ドラムス 2009年 - 現在
グレアム・スマイリー
英語: Graeme Smillie
ベース
キーボード
2014年 - 現在
カーラ・イーストン
英語: Carla Easton
キーボード 2017年 - 現在
旧メンバー
名前 担当楽器 在籍期間
ジェームス・シーナン
英語: James Seenan
ベース 1987年 - 1990年
チャーリー・ケリー
英語: Charly Kelly
ドラムス 1987年 - 1990年
スティーヴィー・ジャクソン
英語: Stevie Jackson
ギター 2008年 - 2014年
ボビー・キルデア
英語: Bobby Kildea
ベース 2008年 - 2014年
ポール・フォーリー
英語: Paul Foley
ギター 2010年 - 2011年
ガレス・ラッセル
英語: Gareth Russell
ベース 2010年 - 2011年
スコット・パターソン
英語: Scott Paterson
ギター 2014年 - 2016年

作品

オリジナルアルバム

  • ダム・ダム - Dum-Dum (1989年、ラフ・トレード・レコード
  • セックス・ウィズ・アン・エックス - Sex with an X (2010年、サブ・ポップ)
  • ヴィ・フォー・ヴァセリンズ - V for Vaselines (2014年、ロザリー・ミュージック)

コンピレーションアルバム

  • The Vaselines / Beat Happening - Recorded Live In London, England 1988 (1991年、 K Records
  • ザ・ウェイ・オブ・ザ・ヴァセリンズ:コンプリート・ヒストリー - The Way of the Vaselines: A Complete History (1992年、サブ・ポップ
  • オール・ザ・スタッフ・アンド・モア - All the Stuff and More... (2003年、53rd & 3rd / Avalanche)
  • エンター・ザ・ヴァセリンズ - Enter the Vaselines (2009年、サブ・ポップ)

シングル

  • サン・オブ・ア・ガン - Son of a Gun (1987年、53rd & 3rd)
  • ダイイング・フォー・イット - Dying for It (1987年、53rd & 3rd)

脚注

  1. ^ a b c d Ankeny, Jason. The Vaselines | Biography & History - オールミュージック. 2020年12月24日閲覧。
  2. ^ a b 久保憲司 (2009年6月10日). “第140回‐音楽に対する素朴な思いをカート・コバーンにまで届けたヴァセリンズ”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2018年5月26日閲覧。

外部リンク


「The Vaselines」の例文・使い方・用例・文例

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