SF版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 05:49 UTC 版)
SF版は本編1巻のリメイク作品(あとがきより)で、基本的には1巻の内容を踏襲しているが設定にいくつか変更がある。本編と異なる設定について記述する。 丹羽真 背格好や身長、性格などは本編と変わりないが、生い立ちに差異がある。本編の真が都会暮らしに憧れる田舎少年だったのに対し、SF版における真は親が俗に言う転勤族だったため、都会どころか海外の学校に編入した経歴も持つ。そのためか本編の真よりも若干ながらものごとを達観する節がある。小海と連絡を取り合っている(後述)ためか、青春ポイントを自分では加算せず、小海に得点の判断を仰ぐシーンがある。 藤和エリオ 本編同様布団を巻いた電波女。ただしSF版では本編よりも行動的で、引っ越してきた真を女々と共に駅まで迎えに来たり(スマキン姿ではあったが)、夜な夜な錆びた自転車で海に通い、砂浜から飛び立とうとしている。また本編初期ほど布団に固執しておらず、必要と判断すれば布団を脱ぐこともある。一方で本編よりも真との意思疎通をおろそかにする傾向があり、よく「*******」と発言する。これは非常に早口であるため真は英語っぽい、と思うだけで聞き取ることができずにいた。 藤和女々 真が居候する先の家主で真の叔母。異様に若々しくとても40歳一歩手前とは思えない。性格や立場は本編と変わらないがエリオに対する対応が若干異なる。1巻ではエリオを完全に放置していたのに対し、SF版では真にエリオの世話を頼み込むなど、母親としての気遣いが垣間見える。 星宮社 遠江の美容院の外でポスターに落書きをしていた謎の宇宙服。本編と異なり素顔を見せることはない。どういうわけか真の名前を知っており、たびたび真の前に現れては電波な発言をして去っていく。本編の1巻をある程度踏襲するSF版において最も本編と異なる点の一つ。 星中小海 基本的な設定はやはり本編と同じだが、引っ越し後も真と電話で連絡を取り合っている。真が何事かに遭遇するたびに「青春ポイント的に」助言する。通算のポイントを知っているかは謎だが、真の青春ポイントを加算する権利を持っている。
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