SF映画やテレビ番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:49 UTC 版)
「ディティールアップ」の記事における「SF映画やテレビ番組」の解説
「greeble」、つまりSFの撮影用模型に「いかにもSFっぽいディテール」が取り付けられた初期の例は『2001年宇宙の旅』 (1968年)の宇宙船である。 当時は「greeble」ではなく「wiggets」と呼ばれていた[要出典]。 ディテールアップのために物理的な模型に取り付けるのは、映画の特殊撮影スタッフが自力で制作した物だけでなく、身近にある面白い形のプラスチックの一部や、市販の何かの模型キットの一部であることもある。例えば、『スター・ウォーズ』(1977年)に登場したインペリアル級スター・デストロイヤーの当初のデザインは、合板で組まれた模型にスチロール板で肉付けがされただけのもので、パネルラインはスチロール板の切り出しで表現されていたが、基本的には表面に何もついていなかった。そこで撮影用模型の製作スタッフは即座に数百の市販の模型キットを購入してパーツを切り取り、表面に張り付けた。その目的は、宇宙船の広いエリアに細かいディテールを取り付けることで、観客に宇宙船をよりリアルに見せることである。ディテールアップで取り付けられたそれぞれのディテールの役割は、単に空きスペースを埋めるだけのもので、当初は特にはっきりした役割は持たされていなかったが、後にファン向けのガイドブックで、熱狂的ファンやテクニカル・イラストレーターによる「考察」で、それぞれのディテールに特定の役割が与えられることになった。 市販の模型キットの一部を流用したディテールアップのもう一つの例は、『宇宙空母ギャラクティカ』(1978年版)で、アポロ宇宙船、サターンロケット、F-16、そして戦車などの様々な市販の模型キットの一部を使ってディテールをアップしていた。
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