S-310とは? わかりやすく解説

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S-310

分類:ロケット
名称:S-310
打上げ国名機関:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
開発機関・会社:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打上げ場所:鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)、南極昭和基地解説:S-310は全長約7.8メートル直径31センチ小型ロケットで、1975年から使われている歴史長いロケットです。飛行時間は約300秒で、高度約190キロ到達する能力持っており、南極オーロラをはじめ、地球上大気観測用に使われています。このロケット南極用として開発進められ昭和41(1966)年秋の第1回実験では高度160キロ到達しましたその後機体振動により打上げ2度失敗しましたが、尾翼傾け機体回転(スピン)させることで安定するようになりました
機体(チェンバー)はクロムモリブデン鋼製、尾翼チタン製で、ブタジエン推薬使用してます。1号機1975年1月打ち上げられその後現在30号に至るまで、鹿児島県内之浦から11南極昭和基地から7機が打ち上げられ地球上大気研究役立ってます。
S-310をよく知るためのアラカルト
どんな形をして、どんな性能持っているの?
打上げ飛行順序はどうなっているの?
どんなものを打ち上げたの?
どのくらい成功しているの?
この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?1.どんな形をして、どんな性能持っているの?
直径31センチ全長7.8メートル重さ0.8トン細長い単段式ロケットで、60キロ実験装置積み込めます。機体チェンバークロムモリブデン鋼尾翼チタン一枚板でできており、推薬ブタジエン系の固体燃料です。飛行時間300秒、最高高度190キロで、上層大気観測行います

戻る2.打上げ飛行順序はどうなっているの?
ブタジエン推薬点火して発射します。発射後約30秒推薬をすべて燃焼し、約50秒後に機体の横回転(スピン)を抑えるためのヨーヨーデスピナが作動します発射後約3分で最高高度到達観測装置作動させながら5分後に発射地点から150キロ程離れた地点落下します。

戻る3.どんなものを打ち上げたの?
大気オーロラ観測用の分光器窒素振動温度測定器プラズマ測定器などの科学実験機器や、小型レーダ小型テレメータなどを打ち上げてます。

戻る4.どのくらい成功しているの?
1975年1月第1号機を打ち上げた後、2002年2月6日打ち上げられ30号までで、鹿児島県内之浦から11南極昭和基地から7機が打ち上げられています。

戻る5.この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
S-210、S-520があります
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