RC36型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:01 UTC 版)
1990年2月20日発表、同年3月15日発売。後述するVFR750P(RC35型)・VFR750K(RC36型)と同時開発されたRC24型からのフルモデルチェンジ車。 RC24型がRVF750のイメージを踏襲するレーサーレプリカ的なデザインなのに対し、本型式は高速ツアラーとしてのポジションを強調するモデルとなった。 搭載エンジンが以下の大幅な設計変更を実施したためRC35E型に変更された。 バルブ駆動方式をロッカーアーム式から直押しバケット式に変更。 バルブ挟み角を変更。 エンジン全体をコンパクト化ならびに軽量化。 キャブレターの取付角度を変更。 この結果として最大トルクが6.6kgf・m/8,000rpmに向上した。 また車体面などでは以下の変更を実施した。 フレームを新設計の異形五角断面を持つアルミツインチューブタイプに変更。 フロントサスペンションをカートリッジタイプのフォーク化。 リヤサスペンションを片持ちスイングアーム方式のプロアームに変更。 前後輪ともに17インチラジアルタイヤに変更。 リヤホイールの着脱が容易に出来るアジャスタブル式マフラージョイントを採用。 日本国内仕様1994年は販売終了となったが、輸出仕様は同年に型式名はRC36型のままスポーツ性と質感の向上を目的にフルモデルチェンジが実施された。カウル類にNRの影響が見られるほか、最高速度240km/h以上となるためフルスケール260Km/h超のスピードメータを装備する。本モデルは通称RC36-2とも呼ばれ、1998年まで製造された。
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