位置(いち、英語: position)とは、物体が空間の中のどこにあるかを表す物理量である。
概要
原点Oから物体の位置Pへのベクトル(位置ベクトル (position vector))で表される。
通常は x, r, s で表され、O から P までの各軸に沿った直線距離に対応する[1]。
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3次元の空間曲線。位置ベクトル r はスカラー量 t によってパラメータ化される。r = a では、赤い線は曲線の接線であり、青い面は曲線の法線である。
3次元では、任意の3次元座標とそれに対応する基底ベクトルを使用して、空間内の点の位置を定義することができる。位置の座標の表し方を座標系という。よく使われるのは直交座標系であり、ほかに球面座標系や円柱座標系が使用されることもある。
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古典粒子の運動に関する量: 質量 m 、位置 r 、速度 v 、加速度 a
時間 t の関数である位置ベクトル r に対して、時間微分は t に関して計算することができる。これらの派生は、運動学、制御理論、工学および他の科学の研究において共通の有用性を有する。
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速度
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