parish
「parish」の意味・「parish」とは
「parish」とは、英語の単語で、特に宗教的な文脈で使用される。教会の行政単位や、教会の管轄地域を指す言葉である。カトリック教会や英国国教会などで用いられ、一つの教会が担当する信者の集まりやその地域を指す。また、一部の地域では、地方行政の単位としても使用される。「parish」の発音・読み方
「parish」の発音は、IPA表記では /ˈpær.ɪʃ/ となる。IPAのカタカナ読みでは「パリッシュ」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「パリッシュ」と読む。「parish」の定義を英語で解説
「Parish」 is a term used in certain Christian denominations to denote a church administrative unit or the jurisdiction area of a church. It is used in the Catholic Church, the Church of England, and others to refer to the congregation under the care of a single church or the area it serves. In some regions, it is also used as a unit of local government.「parish」の類語
「parish」の類語としては、「diocese」、「district」、「precinct」などがある。「diocese」は教区を意味し、複数の「parish」を含む大きな単位を指す。「district」や「precinct」は、より一般的な地域や地区を指す言葉で、宗教的な文脈だけでなく、行政や警察の管轄地域を指す際にも使用される。「parish」に関連する用語・表現
「parish」に関連する用語としては、「parishioner」、「parish council」、「parish priest」などがある。「parishioner」は「parish」に属する信者を指す言葉である。「parish council」は「parish」の行政を担当する組織を、「parish priest」は「parish」を担当する神父を指す。「parish」の例文
以下に、「parish」を使用した例文を10例示す。 1. He is a member of the local parish.(彼は地元の教区の一員である)2. The parish priest is very kind.(教区の神父はとても親切である)
3. The parish council meets once a month.(教区の評議会は月に一度開かれる)
4. The parishioners gathered for Sunday mass.(教区民は日曜のミサのために集まった)
5. The parish boundaries were redrawn last year.(教区の境界線は昨年再描画された)
6. The parish has a population of about 1,000.(その教区の人口は約1,000人である)
7. The parish includes several small villages.(その教区はいくつかの小さな村を含む)
8. The parish church is a historic building.(教区の教会は歴史的な建物である)
9. The parish operates a food bank for those in need.(教区は必要な人々のために食料銀行を運営している)
10. The parish records date back to the 16th century.(教区の記録は16世紀まで遡る)
Parish
小教区
(Parish から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 07:18 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動小教区(しょうきょうく、英語: parish、パリッシュ)は、監督制をとるキリスト教の諸教会において、教会行政の基本単位となる区域。一般に「教区」(または司教区)と訳される"diocese"の下位の単位。"parish"が「教区」と訳される場合もあるが 、一般的に"diocese"との区別のために、「小教区」、あるいは「教会区」などと訳される。
歴史
初期のキリスト教会では、各都市に司教を長とする教会があり、教区(司教区)があるだけであった。しかし3世紀ごろから都市以外にもキリスト教徒が増え、教会が建てられるようになると、さまざまな問題が生じてきたため、司教の配下にあってそうした教会を司る司祭が置かれるようになってきたのが小教区制の起こりである。
またゲルマン民族においては、キリスト教以前の風習を引き継いで領主の私有教会が置かれることが多くあり、ここでも独自の小教区制が成立していった。
中世に入って、特にカロリング朝時代にフランク王国が拡大した際、この2つが合体し、現代まで続く国全体に及ぶような小教区制が成立したとされる。[1]
カトリック教会の小教区
カトリック教会においては、各々の教区(司教区)の中にいくつかの小教区が設置され、それぞれの小教区が「主任教会」と呼ばれる中心となる教会を持つ。小教区には「主任司祭」(英語: parish priest、ラテン語: parochus)がいて、小教区に対する責任と権威を持つ。主任司祭は、司教直属の教区司祭が任命されることが多いが、司教から小教区の管理を委託された修道会の修道司祭が主任司祭を務める場合もある。また、主任司祭を補助する司祭がいることもあり、「助任司祭」と呼ばれる。
聖公会の小教区
イングランド国教会では、上述のカトリック教会のシステムの多くが、改革ののちも引き継がれ、教区教会が基本的な単位と見なされている。
しかし、イングランド国教会を母体として世界に広がる聖公会(アングリカン・コミュニオン)の諸教会においては、小教区の制度を設けていない管区・教区もある。日本聖公会においては小教区の制度は存在しない。
スコットランド国教会の小教区
スコットランド国教会において、教区は教会の管理の基本レベルである。各々の教区教会の霊的な監督に責任をもつのは、会衆の最下級長老会議(Kirk Session)である。
脚注
- ^ 阪口 2006。
参考文献
- 坂口昂吉「小教区制の起源(研究余滴)」『史学』(慶應義塾大学) 75巻1号(2006-06)、141-143頁。CiNii
- 山代宏道「アングロ・サクソン時代の小教区制 <研究ノート>」『史學研究』(広島史学研究会)153(1981-09-30)、44-58頁。CiNii
関連項目
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