マイクロコンピューター【microcomputer】
マイコン
【英】microcomputer
マイコンとは、CPUやメモリを1つのLSIチップに集積した回路のことである。
マイコンとは元々「マイクロコンピュータ」の略称で、文字通り、超小型のコンピュータを意味するのものだった。「パソコン」の用語が広まる以前は、個人レベルで使用するコンピュータシステムを指してマイコンと呼んでいた。ここから派生して、マイコンに「マイコンピュータ」(my computer)という意味が付け加えられた。
また、最近では家電製品などの制御に用いられる組み込み用小型コンピュータをマイコンと呼ぶこともある。この場合はマイクロコンピュータとともに「マイクロコントローラ」の意味が含まれている。
マイクロコンピューター
シリコンチップ上に演算と制御の論理回路からなる中央処理装置(CPU)をまとめたマイクロプロセッサー(MPU)を中心に、メモリー、接続装置を制御する入出力インターフェース回路を構成し、高速計算機としての機能をもつコンピューター。半導体による集積回路技術の発展がマイクロコンピューターの普及に大きく貢献した。MPUも4ビットから出発し、32ビット、64ビットに進歩している。メモリーも半導体処理技術の向上により急速に大容量化した。これを利用したソフトウエアも拡大発展を続け、接続して使用される機器も急速に進歩し、量販により低価格化した。機器の進歩、低価格化、インターネットの普及と需要の拡大が相まって各家庭にパソコンが普及し、IT時代展開の基礎を築いた。
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