仕様と技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:57 UTC 版)
「Amstrad CPC」の記事における「仕様と技術」の解説
ハードウェア CPU CPCシリーズはすべてCPUにザイログZ80Aの4MHzを用いている。 メインメモリ量 64 KBのもの(CPC464, CPC664, 464plus, GX4000)と、128 KBのもの(CPC6128, 6128plus)がある。最大で576 KBまで増設できた。 ソフトウェア 当時のほとんどのホームコンピュータと同様に、ROMにあらかじめOSとBASICインタープリタが書きこまれる形で搭載されている。BASICはen:Locomotive BASICと呼ばれるものであり、Locomotive Software社のZ80 BASICというBBC Microcomputer向けのBASICだったものを改良したものである。このBASICはビデオと音響リソースへのアクセスが容易だという特徴がある(Microsoft BASICのPOKE文を使わなければならないものよりすぐれている)。他の特徴としては、時間が関連するイベント処理でAFTERやEVERYというコマンドを使えることや、テキストベースのウィンドウ操作ができたことである。 CPC 664と6128のディスクシステムでは、デジタルリサーチのCP/Mが提供され、CPC 646ではDDI-1ディスク拡張ユニットが提供された。 他のプログラミング言語 Locomotive BASIC、C言語、Pascalのコンパイラを入手することも可能だった。とはいえCPCのソフトウェアはしばしばZ80のネイティブのアセンブリ言語で書かれた。CPCで一般的だったアセンブラはHisoftのDevpac、ArnorのMaxam、 (フランスでは) DAMSだった。ディスク仕様のCPC(ただしPlusは除く)には教育向けインタプリタのLOGOが同梱され、CP/M 2.2で起動できた。 ギャラリー CPC 464のカラーディスプレイでのBASIC画面。 グリーンディスプレイ GT65 背面。左はプリンタ接続、右はジョイスティック接続に使うポート。 CPC6128のマザーボード CPC6128のフロッピーディスクドライブ CPCに用いられた3インチフロッピーディスク CPC 464(Solothurn Computer Museum展示品)
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