マイクロATXとは? わかりやすく解説

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マイクロ‐エーティーエックス【microATX】

読み方:まいくろえーてぃーえっくす

米国インテル社発表したマザーボード規格の一。ATX小型化図ったもので、ミニタワー型PC多く採用される


マイクロATX

読み方マイクロエーティーエックス
【英】microATX

マイクロATXとは、Intel1995年発表したPC/AT互換機用マザーボード規格である。従来ATX仕様小型化した規格となっている。

マイクロATXは従来ATX規格互換性保っており、拡張スロットI/Oポートどの位置が共通あるためATX規格マザーボード装着できる場合にはマイクロATXのマザーボード装着できるようになっている。ただし小型化の中で拡張スロットの数が7本から4本に削減されている。基板サイズは、ATXが305mm×244mmであったに対して244mm×244mmとなっており、拡張性多少失う代わりに小型化実現している。

なお、マイクロATXよりも小型化された229mm×191mmのFlexATX規格など登場している。

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ATX

(マイクロATX から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/14 13:17 UTC 版)

ATX規格マザーボード
様々なマザーボードの比較

ATX英語: Advanced Technology eXtended)とは、1995年にインテルが策定した、パーソナルコンピュータの構造規格(フォームファクタ)である。

マザーボード電源ユニット、およびドライブベイの配置などの筐体内部構造を規定したものだが、ことマザーボードに関して詳細に規定されているため、マザーボード自体の規格として扱われることも多い。それまでのAT規格に代わって、業界標準の地位を確立する。マザーボードの基板サイズを一定としたことで、ケースをそのままに、マザーボード単体の交換が可能になった。2017年時点での最新のバージョンは2.2[1]

2003年にインテルはATXの置き換えを狙ってBTXを発表した[2]。しかし、2017年時点においてもATXは自作パソコンの標準の一つとして扱われている。

マザーボードの規格

ATX、ITX、ATボードのサイズ比較
ATX
基板サイズ 305mm×244mm(12インチ×9.6インチ)。タワー型デスクトップパソコン(フルタワー、ミドルタワー)で多く用いられる。基板面積に余裕がありコネクタやスロット数が多く拡張性が高い。自作パソコン用としては主流とも言える。規格はATXでも、長辺(幅)は305mmと変わらないが、短辺(奥行)が215-230mm程度の基板を使用しているものもあり、このタイプは6本のビスで固定する。基板端が固定されていないため、ケースに取り付けた後にコネクターなどを挿すときに力を入れると基板が曲がってしまうことがあり注意が必要。
Micro-ATX(マイクロ-)
基板サイズ 244mm×244mm(9.6インチ×9.6インチ)。ATXを小型化した規格で、小型(マイクロ)タワー型から省スペースデスクトップパソコンに用いられる。
Flex-ATX(フレックス-)
基板サイズ 229mm×191mm(9インチ×7.5インチ)。Micro-ATXをさらに小型化した規格で、ブックシェルフ型・キューブ型省スペースパソコンに用いられる。
Extended-ATX(エクステンデッド-)
基板サイズ 305mm×330mm(12インチ×13インチ)。ATXの奥行を大型化した規格で、マルチプロセッササーバワークステーションに用いられる。
XL-ATX
基板サイズ 325mm×244mm。ATXの幅(width)を大きくした規格。ただし「幅」とはこのページの参考画像やサイズ比較図での縦方向(高さ)に相当。

電源ユニットの規格

脚注

  1. ^ 外部リンク『ATX Specification - Version 2.2』を参照。
  2. ^ 多和田新也のニューアイテム診断室:10年ぶりのフォームファクター刷新を目指す「BTX」”. インプレス (2004年11月15日). 2016年6月17日閲覧。

関連項目

外部リンク



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