MTAR-21 (マイクロ・タボール)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 03:40 UTC 版)
「IMI タボールAR21」の記事における「MTAR-21 (マイクロ・タボール)」の解説
MTAR-21(マイクロ・タボール)として、従来のタボールの設計を元にサブマシンガン並みの全長を実現したタボールの一系統であった。CTAR-21よりも短いが、そのため、本来のタボール系統とは若干異なった形状のストック、ハンドガードからグリップ上部に移動したコッキングハンドル、専用サウンド・サプレッサー取り付けを前提とした広い銃口付近の開口部や口径9mmサブマシンガン・モデルの存在(後述)など異なる部分が多く、過去のメーカーのオンラインカタログの同じアサルトライフルのジャンルでも他のモデルと区別して扱われていた。 2009年におけるIWI社の大規模な方針転換の一環として、MTAR-21はX95に改称され、本来のタボール・シリーズとは完全に独立した派生モデル扱いとなった。ただし、基本仕様や外見は変わらず、メーカーのカタログ(一部)ではマイクロ・タボール(MTAR-21)の名称も引き続きニックネームとして併記されている。 最初期の試作型MTAR-21は、ハンドガードまで切り落としたような特徴的なスタイルだったが、そのあまりにも短すぎる全長からバランスが悪く、二世代目からはハンドガードが追加され、グリップが独自のピストル・グリップに変更された。その後三世代目からは従来のタボールに近いデザインのグリップに変更された。また、マガジンを取り外す際のスイッチはレバー式ではなく押ボタン式に変更されている。 また三代目には銃身長を15インチに延長したマークスマン・マイクロ・タボール(X95L)とM203を装着可能な様に銃身を延長したモデルが存在する。 銃口付近の開口部が広いことを利用して、専用のサウンド・サプレッサーが取り付け可能である。これはタボール・シリーズが汎用品を利用することに対し、IMI(IWI)社オリジナルのオプションパーツであり、銃身ほぼ全体を包み隠すタイプの品である(ただし、フラッシュハイダーは共通品なので、汎用サプレッサーも取付けられる)。 最大の特徴として、口径5.56x45mmモデルが基本だが、同社のウージー用32発マガジン(試作モデルではグロック・ピストル向けロングマガジン)を流用、作動機構をクローズド・シンプルブローバック方式へ変更し、口径9x19mm(9mmパラベラム/ルガー)に変えたサブマシンガン・モデル、および5.56x45mmモデルから改造するコンバージョン・キットがある。内部機器とバレル、マガジンを交換するだけなので、ストックに取り付けたドットサイトなどのオプションパーツはそのまま引き継いで使用可能な利点を持っている。口径そのものを変える機能は従来型タボール・シリーズには存在せず、よりユーザーの要求に合わせられることも大きな相違点となっている。 5.56x45mmモデルのバレル長は330mm、全長は590mmだが、重量は2,950gと、意外にCTAR-21より重いのも特徴である。メーカーではCTAR-21と同じく特殊部隊向けモデルとしている。
※この「MTAR-21 (マイクロ・タボール)」の解説は、「IMI タボールAR21」の解説の一部です。
「MTAR-21 (マイクロ・タボール)」を含む「IMI タボールAR21」の記事については、「IMI タボールAR21」の概要を参照ください。
- MTAR-21のページへのリンク