LMFの歴史とは? わかりやすく解説

LMFの歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 02:03 UTC 版)

Lexical Markup Framework」の記事における「LMFの歴史」の解説

語彙資源辞書標準化は、GENELEX, EDR, EAGLES, MULTEXT, PAROLE, SIMPLE, ISLE といった一連のプロジェクトにおいて研究開発されてきた。これらの経緯蓄積踏まえ、ISO/TC37の各国代表は、自然言語処理用の辞書に関する標準定めこととした。LMFの制定作業は、米国代表により2003年の夏に提示され提案により開始され2003年秋にフランス代表により自然言語処理用の辞書に関するデータモデル技術的な提案なされた。これらの実績に基づき2004年前半開催されたISO/TC37の委員会は、Nicoletta Calzolari (CNR-ILC、イタリア)を議長Gil Francopoulo (Tagmatica、フランス) と Monte George (ANSI米国) をエディタとする 標準化プロジェクト立ち上げることを決定した。 LMFの標準規格開発最初の段階は、既存辞書における様々な特徴調査し全体的な枠組みデザインすること、また、これらの辞書における各要素記述するのに必要な用語体系定めることに費やされた。次の段階においては、これらの辞書詳細を最もよく表現する包括的なモデル定められた。この作業においては60人に及ぶ多く専門家自然言語処理用の辞書多くタイプカバーするために求められるLMFの要求条件規定寄与した。LMFのエディタは、これらの専門家グループと密接に協力することにより、LMFの設計に関するコンセンサス達成した。この過程で特に注意払われたのは、従来から扱いが困難であるとされてきた諸言語における形態論的な問題を扱うための枠組み開発であった。LMFのエディタ最終的なUMLモデルにより表され仕様規定するには 5年作業期間を要しこの間多く対面会議電子メール交換が行われた。結果的にLMFは、自然言語処理用の辞書領域における最新技術結集したものとなったと言えよう。

※この「LMFの歴史」の解説は、「Lexical Markup Framework」の解説の一部です。
「LMFの歴史」を含む「Lexical Markup Framework」の記事については、「Lexical Markup Framework」の概要を参照ください。

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