i-DSI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/12 17:41 UTC 版)
i-DSI(intelligent-Dual & Sequential Ignition)は、本田技研工業が開発した点火タイミングの制御装置及びその名称である。
- 1 i-DSIとは
- 2 i-DSIの概要
i-DSI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:46 UTC 版)
「ホンダ・P型エンジン」の記事における「i-DSI」の解説
従来のE型エンジンの後継機にあたり、スポーツカー向けのエンジンではなく実用型ではあるが、かなりのショートストロークエンジンとなった。これは軽自動車では車重に比してエンジンの排気量が小さく、他の乗用車用エンジンよりも高い回転域が常用されるために、その回転域での効率を重視したためである。ボアピッチはL型エンジンと同一の80mm。 吸・排気バルブはそれぞれ1個で、タイミングベルトで駆動されるカムシャフトにより、ロッカーアームを介し開閉される。そのロッカーアームの摺動部には動弁系の摩擦を低減するためにローラー機構を使用している。点火プラグが対角の位置に2個ずつ取付けられ、その1つ1つに点火コイルを装着し、エンジン回転や負荷に応じて最適なタイミングと位相で点火する。シリンダーヘッドの吸・排気ポートは、燃焼室内にスワールが形成される形状にし、燃焼速度の向上を図っている。シリンダーブロックはアルミ製で、シリンダーとクランクシャフトの中心軸がオフセットされ、ピストンとシリンダー間の摩擦抵抗の低減を図っている。 燃料供給装置はPGM-FI仕様のみで、インテークマニホールドの各気筒のポートにインジェクターが取付けられたマルチポイント式である。エキゾーストマニホールドが無く、エンジンと三元触媒との間隔を近づけ、冷間時でも早期から排気ガスの浄化を可能にした。 後継はS型エンジン。
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i-DSI
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「ホンダ・L型エンジン」の記事における「i-DSI」の解説
12A/L13A/L15A D型の後継機種。「CO2の削減(燃費の向上)」と「排気ガスのクリーン化」を両立しながら、走る楽しさ(動力性能の向上)との高次元での融合を目指した「i-シリーズ」のエンジンであり、K型に続く第2弾として登場した。 吸・排気バルブは1つずつだが、点火プラグが対角の位置に2個ずつ取付けられ、その1つ1つに点火コイルを装着し、エンジン回転や負荷に応じて最適なタイミングと位相で点火する。吸排気ポートは燃焼室内にスワールが形成される形状にし、燃焼速度の向上を図っている。アルミ製シリンダーブロックにはシリンダーとクランクシャフトの中心軸がオフセットされ、ピストンとシリンダー間の摩擦抵抗の低減を図っている。 また、エンジン後方にエキゾーストマニホールドを取付けることにより、エンジンと三元触媒との間隔を近づけ、冷間時でも早期から排気ガスの浄化を可能にした。さらに、排気ガスを触媒のセル面に対して斜めにあて接触面積を増やし、浄化効率を向上させている。
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