ホンダ1300/ ホンダ145
1300を発売したのは1969年5月。セダン型で、注目ポイントは1298cc・直4・SOHCエンジンを空冷としたことだった。DDAC(デュオ・ダイナ・エア・クーリング=一体式2重壁構造の略)というユニークな強制空冷システムを採用したエンジンで、水冷式のウォータージャケット相当部分に冷却風を送り込み、さらに走行中のラム圧で外部からも冷却するという方式。当時の社長・本田宗一郎の強い技術的信念による設計だった。最高出力は100ps/7200rpmと115ps/7500rpmの2種があり、前者を77、後者を99と呼ぶシリーズモデルに搭載した。ミッションは4速フロアシフトが基本だが、4万5000円高でマニアルセレクト付きホンダマチックも選択できた。駆動方式はFF。リヤサスペンションにクロスビームと呼ぶ、ピボットが反対側にある長いスイングアクスルをもつ構造を取り入れたのも特徴だった。価格は77スタンダードの48万8000円から最高は99カスタムの71万円まで。初回標準車検整備費用1万5000円というのも話題となった。ちなみに、最高速度は77が175km/h、99が185km/hと発表した。
70年2月、2ドアのクーペ7/9を発売。先端が張り出した2分割グリルに丸型4灯ヘッドランプという顔だった。7は77、9は99の内容に準じたが、両車はサスペンションを強化していた。全高は1320mmと低かった。3月、セダンとクーペにATを設定、11月にはセダンのマイナーチェンジを行った。99シリーズは廃止。
71年6月、クーペをマイナーチェンジ。車名から7/9の名が消えホンダ・クーペに改称した。77のマスクを拝借したゴールデン・シリーズ誕生。従来型はダイナミック・シリーズと呼んだ。
72年11月、エンジンを水冷タイプに換装、145と呼ぶようになった。シビック用のボア×ストロークを拡大1433ccにしたエンジンで、80/90psの2タイプをそろえた。後者は燃料噴射装置付きで、最強モデル145クーペFIに搭載した。73年5月、両モデルにATを追加、これは75psエンジンだった。11月、セダン廃止。クーペは生き残ったが、1年後の74年11月、生産を停止した。排ガス規制と、スポーツモデル排斥の時流に押し流された結果だった。
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