Generic Medicineとは? わかりやすく解説

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ジェネリック医薬品

読み方:ジェネリックいやくひん
別名:後発医薬品
英語:generic medicine

新薬特許切れた後、新薬の開発元とは異な製薬会社によって製造・販売される、有効成分が同じ医薬品

ジェネリックgeneric)は英語で「一般的な」「登録商標されていない」といった意味を持つ。日本語では、ジェネリック医薬品は「後発医薬品」とも呼ばれる後発医薬品に対して特許保護され新薬を「先発医薬品」と呼ぶ。

ジェネリック医薬品は、特許切れて新薬成分製法公開された後に、その公開され情報に基づき製造される製造法確立されているため、開発リスクコスト先発医薬品比べて遥かに少なくて済む。そのため、同等効果を持つ医薬品が安い価格提供できるうになる

国の認可を受ける際には、成分有効性安定性先発医薬品確認済みであるため、臨床試験省略される場合によっては特許期限切れとほぼ同時に種類十数種類のジェネリック医薬品が各社から発売されることもあるという。

ジェネリック医薬品

【英】:Generic Medicine, Generic Drug

 医薬品先発医薬品ブランド医薬品)と後発医薬品(ジェネリック医薬品)とに分けられる。ある新し薬効成分医薬品開発され認可されたのち約2025年間はその特許認められその間その開発した製薬会社独占的に販売することとなる。これが先発医薬品であり、通常商品名で処方されることが多い。先発医薬品特許が切れると有効成分製法公開され、ジェネリック医薬品メーカーは、先発医薬品と同じ成分、同じ効き目医薬品をより安価国民提供できるようなる。これらは、後発医薬品もしくはジェネリック医薬品と呼ばれそれぞれの国の許認可機関承認得て製造・販売される。ジェネリック医薬品は一般名成分名)で取り扱われることが多い。
 通常新薬の開発には1015年年月150200億円にのぼる莫大な投資が必要とされ、開発成功率化合物段階から新薬として承認されるまで4000分の1以下ともいわれ、非常にリスクの高いものとなっている。一方、ジェネリック医薬品は特許が切れ有効性安全性確立している医薬品であることから、開発にかかる年月投資規模格段に小さく、かなり低価格提供できる高騰する医療費抑制重要なツールとしてジェネリック医薬品の果たす役割大きい。(奥村順子

脚注) 近年では麻薬などを意味するDrug’と区別するため、‘Medicine’を使うことが多い。

参考資料日本国保健医療学会編:国際保健医療学 第2版。 杏林書院2005


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