Forevermore (宇多田ヒカルの曲)とは? わかりやすく解説

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Forevermore (宇多田ヒカルの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/08 18:45 UTC 版)

Forevermore
宇多田ヒカル配信限定シングル
収録アルバム初恋
リリース2017年7月28日
規格デジタル・ダウンロード
録音2017年
RAK Studios英語版
Air Studios
ABS Recordings
ジャンルJ-POP
コンテンポラリー・R&B
ジャズ・ポップ
時間4分55秒
レーベルエピックレコードジャパン
作詞者宇多田ヒカル
作曲者宇多田ヒカル
プロデュース宇多田ヒカル
チャート順位
宇多田ヒカル 年表
大空で抱きしめて
(2017年)
Forevermore
(2017年)
あなた
(2017年)
ミュージックビデオ
「Forevermore」 - YouTube
初恋 収録曲
誓い
(4)
Forevermore
(5)
Too Proud featuring Jevon
(6)

Forevermore」(フォーエヴァーモア)は、日本シンガーソングライター宇多田ヒカル楽曲。7作目の配信限定シングルおよびエピックレコードジャパン移籍第2弾として2017年7月28日に発売された。

背景、リリース

2017年6月26日、レーベル移籍第2弾作品として「Forevermore」が7月28日に配信発売されることが発表された。この曲は、TBS系テレビドラマ『ごめん、愛してる』の主題歌として起用された。宇多田の曲が民放ドラマの主題歌に起用されるのは、2008年フジテレビ系月9ドラマ『イノセント・ラヴ』以来およそ9年ぶりで、またTBSドラマとしては2002年のドラマ『First Love』に書き下ろした『SAKURAドロップス』以来、15年ぶりとなる[1]。また、清水真由美プロデューサーによると、宇多田へのリクエストは「2010年代を代表するラブソング」だったという[2]。宇多田はリリースに際し、Twitterで、「ドラマのあらすじに感化されて主題歌を作りました。」とコメントした[3]7月1日には、「Forevermore」のミュージックビデオが、同日より開局20周年イヤーに突入したMUSIC ON! TVの協力の元制作されることが発表された。また、その撮影現場に密着したドキュメンタリー番組が8月下旬に放送された[4]

「Forevermore」は、7月28日に、エピックレコードジャパン移籍第2弾として、配信限定シングルとしてリリースされた。移籍第1弾作品「大空で抱きしめて」からわずか約2週間でのリリースとなった。これに加えて、同楽曲のミュージックビデオも公開となった。フルバージョンの配信は8月16日より、iTunes Storeレコチョクなどでスタートした[5]

制作、録音

「Forevermore」は、重厚なストリングスと、クリス・デイヴによるジャジーなドラミングが特徴的なミディアム・ナンバー[6]。作詞について、宇多田はインタビューで、「悲しい歌なんだけど、何かを宣言しているような力強さも持たせた。」と語った[7]

レコーディングは、ロンドンの「Air Studios」と「RAK Studios英語版」にて行われた。前作「大空で抱きしめて」に引き続き、ドラムにクリス・デイヴ、ベースにジョディ・ミリナー、ギターにベン・パーカー、レコーディングスティーヴ・フィッツモーリスが参加した。ボーカル・レコーディングは、これまでにも多くの宇多田作品に関わってきた小森雅仁が、東京の「ABSスタジオ」にて担当した。

プロモーション

「Forevermore」のリリースが発表された2017年6月26日より、全国のソニーストアにて、同曲のTVサイズ音源1分50秒のハイレゾ音源での先行試聴がスタートした。また、6月28日発売の『VOGUE JAPAN』8月号や、7月29日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』9月号にも登場[注 1][8]8月26日には、MUSIC ON! TVにて、「Forevermore」のミュージックビデオ制作のドキュメンタリー番組「M-ON! 20th Anniversary×宇多田ヒカル『Forevermore』MUSIC VIDEO DOCUMENTARY」がオンエアされた[9]

ライブでの披露

宇多田ヒカルの12年ぶりの国内ツアー「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」にて、「花束を君に」の次の14曲目に披露した。

チャート成績

「Forevermore」は、初週にダウンロードで2位を獲得し、8月7日付の「Billboard Japan Hot 100」で8位に初登場した[10]。Media Trafficによると、この週の全世界でのダウンロード数は7.5万ユニット[11]。2週目はダウンロードランキングで首位を獲得し、「Billboard Japan Hot 100」では6位に順位を上げた[12]。その翌週からも特にデジタルにおいて好成績を維持し、初登場から9週連続でダウンロードランキングTOP10入りを果たした[13]

年間チャートでは、「Billboard Japan Download Songs Year-end 2017」で26位をマーク。同年の宇多田のシングルでは最も高い順位となった[14]

また同作は、2017年9月の日本レコード協会「有料配信認定」で、ゴールド認定(10万DL)を受けた[15]

ミュージック・ビデオ

2017年7月1日、「Forevermore」のミュージック・ビデオMUSIC ON! TVの協力の下、制作されることが明らかになった。同日より開局20周年イヤーに突入したM-ON!は、「M-ON! 20th Anniversary MUSIC VIDEO作品」としてビデオを制作する。また、イギリス・ロンドンでのMV撮影現場に密着したドキュメンタリー番組も放送される[16]。映像作品へは『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018』のボーナスDVDにメイキング映像とともに収録された。

2017年7月28日にミュージック・ビデオが公開された。監督は、サンファの「(No One Knows Me)Like The Piano」などを手掛けたジェイミー・ジェームス・メディナ。全編にわたり宇多田のコンテンポラリーダンスがフィーチャーされている。この振付を担当したのは、アトムス・フォー・ピースの「Ingenue」のMVで、レディオヘッドトム・ヨークと共演したロンドン在住の振付師・高瀬譜希子。宇多田のMVの中で、「traveling」「Passion」「Keep Tryin'」「Goodbye Happiness」など一部ダンスを取り入れたビデオは過去にあったが、全編本人によるダンスで構成されたビデオは今回が初である[17]

収録曲

作詞・作曲・編曲:宇多田ヒカル

  1. Forevermore(4:55)

クレジット

  • Recorded by Steve Fitzmaurice at Air Studios and RAK Studios
  • Vocals Recorded by Masahito Komori at ABS Recording
  • Additional Engineering by Darren Heelis
  • All Vocals and Programming: Hikaru Utada
  • Drums: Chris Dave
  • Electric Bass: Jodi Milliner
  • Electric Guitar: Ben Parker
  • Wurlitzer, Rhodes Piano and Conductor: Simon Hale
  • Additional Drum Programming: Darren Heelis and Steve Fitzmaurice
  • String Arrangement: Simon Hale and Hikaru Utada
  • Strings Leader: Perry Montague-Mason

チャート

認定とセールス

国/地域 認定 認定/売上数
日本 (RIAJ) ゴールド 100,000*

* 認定のみに基づく売上数
^ 認定のみに基づく出荷枚数

脚注

注釈

  1. ^ 女性ファッション誌に単独インタビューで登場するのは、2006年以来、約11年ぶりとなった

出典

  1. ^ “宇多田ヒカル、ソニー移籍第2弾楽曲は9年ぶり民放ドラマ主題歌”. 音楽ナタリー. (2017年6月26日). https://natalie.mu/music/news/238223 2017年7月20日閲覧。 
  2. ^ 長瀬智也主演『ごめん、愛してる』、主題歌に宇多田ヒカルの新曲「Forevermore」決定”. real sound (2017年6月26日). 2020年10月17日閲覧。
  3. ^ utadahikaruのツイート(883653293045673984)
  4. ^ 宇多田ヒカル、開局20周年M-ON!とのタッグで新曲MV制作”. 音楽ナタリー (2017年7月1日). 2020年10月17日閲覧。
  5. ^ 宇多田ヒカル、新曲「Forevermore」MVで「体で表現するっていうのはいいなと」”. BARKS (2017年7月28日). 2020年10月17日閲覧。
  6. ^ 宇多田ヒカルは半分、青い。新作『初恋』はデビュー作『First Love』とどう違う?”. AERA dot. (2018年7月6日). 2018年7月7日閲覧。
  7. ^ 宇多田ヒカルが語る、“二度目の初恋” 「すべての物事は始まりでもあり終わりでもある」”. real sound (2018年6月27日). 2020年10月17日閲覧。
  8. ^ 宇多田ヒカル、新情報一挙解禁!新曲「Forevermore」が、TBS系 日曜劇場『ごめん、愛してる』主題歌に決定”. m-on! tv (2017年6月26日). 2020年10月17日閲覧。
  9. ^ 宇多田ヒカル、コンテンポラリーダンス繰り広げる新曲MVの裏側をGYAO!で”. 音楽ナタリー (2017年8月16日). 2020年10月17日閲覧。
  10. ^ 【ビルボード】Mr.Children「himawari」総合首位 三代目登坂「WASTED LOVE」ダウンロード初登場1位”. Billboard JAPAN (2017年8月2日). 2020年10月17日閲覧。
  11. ^ United World Chart”. Media Traffic (2017年8月12日). 2020年10月17日閲覧。
  12. ^ 【ビルボード】HKT48「キスは待つしかないのでしょうか?」が284,698枚を売り上げ総合首位、星野源「Family Song」動画再生約290万回で急上昇”. Billboard JAPAN (2017年8月9日). 2020年10月17日閲覧。
  13. ^ Chart Insight Forevermore 宇多田ヒカル”. Billboard Japan. 2020年10月17日閲覧。
  14. ^ Billborad Japan Download Songs Year-end 2017”. Billborad JAPAN. 2020年10月17日閲覧。
  15. ^ 月次認定作品 認定年月:2017年 9月”. 日本レコード協会. 2020年10月17日閲覧。
  16. ^ “宇多田ヒカル、開局20周年M-ON!とのタッグで新曲MV制作”. 音楽ナタリー. (2017年7月1日). https://natalie.mu/music/news/239030 2017年7月20日閲覧。 
  17. ^ “宇多田ヒカル「Forevermore」MVでコンテンポラリーダンス披露”. Billboard Japan. (2017年7月28日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/53739/2 2017年7月28日閲覧。 

外部リンク




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