EN07X(DOHC・IC付きスーパーチャージャー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 17:35 UTC 版)
「スバル・EN型エンジン」の記事における「EN07X(DOHC・IC付きスーパーチャージャー)」の解説
ヴィヴィオRX-R登場時に開発されたDOHCヘッド仕様。バルブはSOHCのロッカーアーム駆動を改め、ダイレクトプッシュ式を採用。トヨタのハイメカツインカム同様、エキゾースト側のカムシャフトのみをタイミングベルトで駆動し、そこからカエリ防止ギアで吸気側のカムを駆動するという方式を採用している。これは、660 cc 4気筒エンジンだとボアが小さくDOHC化によりバルブの挟み角が大きくなりがちなため、カムシャフト同士の間隔を近づけて狭角化し燃焼室を小型にすることが狙いである。許容回転数9000回転に対応すべく、点火系には2コイル同時点火方式を用い、バルブリフターは直動式となった。 発売当初はレギュラーガソリン仕様だったが、ヴィヴィオRX-Rの最終型からハイオク仕様になり、ステラ登場時には再びレギュラー仕様に戻ったという経緯を持つ。プレオのD型以降からはシリンダーヘッドの水路が変更され、ラジエーターから遠いシリンダーの熱害に対策が打たれた。これに伴いLFピストンが採用される。R2以降は、シリンダーブロックの肉薄化による軽量化と、ピストンスカートの短縮による摩擦低減により、燃費向上に貢献している。 DOHC 16バルブ インタークーラー付きスーパーチャージャー 排気量: 658 cc 内径×行程: 56.0 mm × 66.8 mm 圧縮比: 9.0:1 参考スペック:ハイオク仕様: 47 kW (64 PS)/7,200 rpm、106 N·m (10.8 kgf·m)/3,600 rpm(ヴィヴィオRX-R E型) 47 kW (64 PS)/6,000 rpm、102 N·m (10.5 kgf·m)/3,200 rpm(プレオRS、R1、R2)ヴィヴィオRX-R プレオRS R2 R1 レギュラー仕様: 47 kW (64 PS)/6,000 rpm、93 N·m (9.5 kgf·m)/4,000 rpm(R1、R2、ステラ) 47 kW (64 PS)/7,200 rpm、93 N·m (9.0 kgf·m)/4,000 rpm(ヴィヴィオRX-R A-D型)R2 R1 ステラ ヴィヴィオRX-R
※この「EN07X(DOHC・IC付きスーパーチャージャー)」の解説は、「スバル・EN型エンジン」の解説の一部です。
「EN07X(DOHC・IC付きスーパーチャージャー)」を含む「スバル・EN型エンジン」の記事については、「スバル・EN型エンジン」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からEN07Xを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からEN07X を検索
- EN07Xのページへのリンク