CLSID 構造体

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

CLSID 構造体

メモ : この構造体は、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

この構造体は、.NET Framework インフラストラクチャをサポートします。独自に作成したコードから直接使用するためのものではありません。

COM クラスのグローバル一意識別子 (GUID: Gobally Unique Identifier) のラッパーとして機能します。

名前空間: Microsoft.Aspnet.Snapin
アセンブリ: AspNetMMCExt (aspnetmmcext.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Structure CLSID

Visual Basic (使用法)

Dim instance As CLSID

C#

public struct CLSID

C++

public value class CLSID

J#

public final class CLSID extends ValueType

JScript

JScript では、構造体を使用できますが、新規に宣言することはできません。

解説

CLSID 構造体は、特定の COM クラスの一意の識別子として機能する COM クラス ID (CLSID) 構造体をラップします。

CLSID はクラス ID (Class Identifier) の省略形であり、GUID はグローバル一意識別子 (Globally Unique Identifier) の省略形です。CLSID と GUID は 128 ビットの整数を表しますが、重複する可能性が統計的に低いので、複数のコンピュータおよびネットワーク間で一意の識別子として使用できます。通常、この識別子は、16 のメンバから成るバイト配列、または特別に書式設定された 16 進数の数字の文字列 (文字 a ～ f または A ～ F、10 進数の 10 ～ 15 を表す) として表されます。この文字列形式は、32 桁の連続する 16 進数の数字、またはハイフンで区切られた 8 桁、4 桁、4 桁、4 桁および 12 桁の 16 進数の数字のグループで構成されます。ハイフネーションされた文字列形式をかっこまたは中かっこ ({}) で囲むこともできます。

詳細については、以下を参照してください。

• 一意の識別子およびその形式については、Guid に関するトピックを参照してください。

• CLSID 構造体を使用したプログラミングおよび Microsoft 管理コンソール (MMC) については、MSDN ライブラリにある『MMC Programmer's Guide』を参照してください。

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
CLSID メンバ
Microsoft.Aspnet.Snapin 名前空間
Guid

CLSID 構造体

この構造体は、.NET Framework インフラストラクチャをサポートします。独自に作成したコードから直接使用するためのものではありません。

名前空間: Microsoft.CLRAdmin
アセンブリ: mscorcfg (mscorcfg.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Structure CLSID

Visual Basic (使用法)

Dim instance As CLSID

C#

public struct CLSID

C++

public value class CLSID

J#

public final class CLSID extends ValueType

JScript

JScript では、構造体を使用できますが、新規に宣言することはできません。

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 1.1、1.0

参照

関連項目
CLSID メンバ
Microsoft.CLRAdmin 名前空間