形式について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 06:57 UTC 版)
「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」の記事における「形式について」の解説
大会の形式は長年にわたって変更を重ねてきているが、基本的な構成は次の通りである: まず各国が参加する楽曲を決め、その曲が生で披露され、欧州放送連合によってその様子が全ての参加国に同時中継される。参加する国はその国にあるEBU加盟放送局によって代表され、多くの場合はその国の公共放送である。大会はいずれかの参加国が主催し、会場から主催国の放送局までが中継で結ばれる。大会では、すべての参加国が楽曲を披露した後、各国の放送局は自国以外の参加曲に対する投票を実施する。自国への投票は認められていない。最後に、最多得点を得たものが優勝者として選ばれる。優勝者にはとくに何かが与えられるわけではないが、一般的にその作詞者にはトロフィーが贈られ、また優勝国は次回大会の主催権が与えられる。 司会者の数は特に定まっておらず、1人あるいはそれ以上の司会者によって大会が進行される。主催国は多くの場合、国内外から訪れる多くの観客の受け入れや、そのための施設が整っている首都に会場を置くことが多いが、首都以外で開かれることもある。楽曲の披露と投票までの間には、幕間の見世物が披露される。その内容は毎回さまざまにことなっている。幕間に登場したものとしては、1974年大会のThe Womblesや、1994年大会のリバーダンスの初の国際的な催しへの登場などがある。 大会の放送の前と後に放送されるテーマソングは、マルカントワーヌ・シャルパンティエの「テ・デウム」のプレリュードである。 大会の決勝は通常、春季のいずれかの土曜日、中央ヨーロッパ夏時間(CEST、UTC+2)の21時から行われる。5月の土曜日が選ばれることが多いが、1956年大会は木曜日であり、また最も早い場合3月に行われることもある。2004年以降、参加を希望する国の数が増えたことに対応し、準決勝が導入され、決勝が行われる土曜日と同じ週の、平日のいずれかに行われている。
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