カンナ【(ラテン)Canna】
Canna
日本電気株式会社によって開発された日本語入力サーバー。
長期にわたって開発が滞っていたが、現在はCannaプロジェクトが開発を引き継いでいる。幅広いUNIX系OSで動作する。さまざまなカスタマイズが可能で、フリーの日本語辞書ファイルが添付されている。
なお、Cannaは日本語変換を担当するサーバーで、実際の入力にはkinput2などの日本語変換クライアントが必要。
関連見出し
FreeWnn
SKK
関連URL
Cannaプロジェクト(http://sourceforge.jp/projects/canna/)
Canna Home Page(NEC)(http://www.nec.co.jp/canna/)

かんな
Canna
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 14:18 UTC 版)
開発元 | NEC / Canna Project |
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最新版 | |
対応OS | UNIX系OS, NECよりWindows 3.1, Windows 95, Windows NT 3.51 |
種別 | 日本語入力システム |
ライセンス | 主にMITライセンス |
公式サイト | 公式ページ |
Canna(かんな)は、NECが UNIX 用に開発し、のち Windows にも移植されたクライアント・サーバ方式の日本語入力システム。
1989年、NEC は販売していた UNIX 機 EWS4800 のウィンドウシステムを独自のものから X Window System へ移行させるにあたり、それまではパソコン用の流用で間に合っていたかな漢字変換システムを、1つのプロセス内でかな漢字変換が同時に行なえるよう対応させる必要が生じた[1]。そうして開発された Canna の Ver.1.1 はまず社内用にリリースされ、次いで Ver.1.2 は自社が UNIX 事業に参入したばかりであり業界標準を狙うという意図から X コンソーシアムに寄贈し、無料で使えるようにした[1]。名称の由来は、かな漢字変換の「かな」を「仮」と書いて「かんな」と呼んでいたことからで、「Canna」というアルファベット表記は適当に当てはめたものである[1]。
Ver.2.1 では JIS X 0212 への対応、ワイドキャラクタへの対応、逐次自動変換機能の追加などが行なわれた[1]。その後の開発は Windows 版(かんな for Windows)が主軸となり、UNIX 版がそれに追随するという形になっていた[1]。1999年時点で語彙数は製品の Windows 版で約10万語、フリー版で約4万語だった[1]。その後NECによる開発・販売は終了し、自由ソフトウェアとして公開されていたUNIX版については有志が保守を引き継いで、SourceForge.jp、のちにはGitHubを拠点に開発作業をしている。
変換サーバであるcannaserverと変換クライアント(例えば、kinput2)との間は、cannaプロトコルで通信されて漢字変換が行われる。そのため漢字辞書を共有化することが可能である。Linuxには、標準的な日本語入力システムとして現在でも搭載されている。かつてリリースされたWindows版も、Windows XP以降では、非対応であっても、インストーラーのファイルのプロパティの互換性をWindows NTに設定して実行すると、インストールでき、また、使用することも可能である。
脚注
外部リンク
- 日本語入力システム「かんな」
- “NEC 日本語入力システム かんなのページ”. 2016年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月2日閲覧。
- cannaのキー・アサインを変更するには
CANNA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 15:31 UTC 版)
東京ディズニーランドホテル内の、創作料理を中心としたコーススタイルのレストラン。
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