Androidにおけるテザリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 23:59 UTC 版)
「テザリング」の記事における「Androidにおけるテザリング」の解説
第3.5世代携帯電話では、Androidではバージョン2.2より標準でテザリングが利用できるとしているが、日本メーカーが日本国内で販売するスマートフォンではこの機能が通常の機能設定メニューに表示されなかったり、機能があっても使用ができないなどしていた。2010年から、NTTドコモのタブレット端末Optimus Padやイー・モバイルのスマートフォンHTC AriaとPocket WiFi Sなど、日本においてもテザリングが利用できるようになった。2011年夏のモデルではNTTドコモが一部のスマートフォンでテザリングが提供されているが、料金に関しては、通常のパケット通信上限はパケ・ホーダイ フラットでは5,460円だが、テザリング利用時は上限7,080円であった。 第3.9世代携帯電話では、NTTドコモのXi(LTE)やKDDIの+WiMAXにはテザリングの規制はない。LTEは携帯電話4事業者とともに定額通信量7GBとこれを超えたときの2GB単位の従量課金の料金体系を採用している。なおKDDIとソフトバンクの4G LTE機種はテザリングオプションがあり、契約することによりテザリングが利用できる上に、定額通信量7GBとは別に500MBの追加がある。ただし従量課金をしない場合は128Kbpsに速度が落とされる。 Wi-Fiは第3.9世代携帯電話のほとんどの機種で出来る(ただしソフトバンクのSoftbankブランド、およびY!mobileブランド向けフィーチャーフォンのDIGNOケータイ 501KC、およびDIGNOケータイ 502KCは例外)。一部の機種ではUSBにも接続できるものがあるが、最近ではBluetoothでも接続できる機種もある。Bluetoothで接続する場合はプロファイルがパーソナル・エリア・ネットワークで、ネットワーク・アクセス・ポイント(NAP)に対応していることが必要で、相手機器側はパーソナル・エリア・アクセス・ユーザー(PANU)に対応していることが必要となっている。 外国メーカー製のスマートフォンなどでは、それ以前からテザリング機能に対応しているものがあるが、同機能を有効にすると、スマートフォンの使用料金内でパソコン等でのインターネットが事実上無料で利用できることになる。通信量が多いこれらの機器のトラフィックが通信回線に流れ込むことにより混雑が懸念されることなどから、機能の利用を可能にするか否かは、携帯電話事業者の判断に委ねられている。かつては日本国内で販売されているスマートフォンのほとんどでテザリング機能を利用不可にしていた。
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