ACL等に向けた小規模改修
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 13:55 UTC 版)
「等々力陸上競技場」の記事における「ACL等に向けた小規模改修」の解説
サイドスタンド・バックスタンドについては、当初は上記のとおり第二期改修の時に整備する予定になっていたが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)にフロンターレが出場した場合、アジアサッカー連盟 (AFC) の取り決めで「AFC主催の国際公式戦に出場するクラブのスタジアムの観客席は、背もたれが30cm以上あること」「ACLの場合は5000席以上、AFCカップの場合は3000席以上の背もたれ付椅子が必要。立見・芝生席は使用不可」が2017年から厳格化されることになっており、現在のスタジアムではバックスタンド、及びゴール裏スタンドの1階席の10402人分の背もたれが設けられておらず、このままでは使用不可となる可能性が高くなるため、同市長・福田紀彦は2016年10月17日の定例記者会見で2階席の背もたれ付の座席1243席と、1階席のバックスタンドの一部の背もたれなしの椅子席を交換して、改修費約1000万円程度で改修する意向を決定し、12月上旬から着工、2017年1月末までに終了することを目指している。福田は「第2期改修との二重投資にならないように、必要最低限の予算でご理解いただけるのでは」としている。 このため、2017年度のシーズンシート販売に際して、ACL進出が決まった場合は、バックスタンドホームA自由席・およびバックスタンド車いす席の大半が使用できなくなることによりシーズンシートの販売可能席数が2016年度のシーズンシートの販売実績を下回ることになるため、この箇所に関してはシーズンシートの観戦対象から外す処置をとることにし、代わってカップ戦(ACLまたはJリーグYBCルヴァンカップ)のグループステージで使用することができる全席共通の500円割引優待券を付けることにした(なおシーズンシートはACL及びJリーグYBCルヴァンカップのノックアウトステージ、並びに天皇杯全日本サッカー選手権大会については元々から対象とはしていないが、購入特典として天皇杯を除くカップ戦対象の先行入場券、及びSSS、メインSS指定席、バックSS指定席のチケット購入者を対象とした当該席種と同じ座席の入場券の購入権利が与えられている)。 その後、AFCに対し、今回の一部座席交換工事と第二期改修の計画が進行中であることを踏まえ、今回の工事個所以外の座席の使用について認めてもらうよう交渉した結果、2017年度のACLに関しては、バックスタンド1階席全体の使用が認められることになった。これは2018年と2019年のACLでも同様となった。 また、2019年3月にはイギリスのオリンピック・パラリンピック選手団受け入れ(前記)に備え、日本陸連の第1種公認を再取得するための関連工事が完成した。陸連の新規定に応じてトラック走路の幅を変更し、7人制ラグビーの練習に備えたラグビーポストの設置も行われた。一方、フロンターレの要望もあり、2008年の改修では断念したトラックの青色化も実施された。
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