ACLの形成とその後の買収履歴
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「アトランティック・コースト・ライン鉄道」の記事における「ACLの形成とその後の買収履歴」の解説
1900年4月21日、サウスカロライナとバージニアの会社を統合し、アトランティック・コースト・ライン鉄道は設立された。 1902年、ACLはプラント・システムを買収。路線網は、サウスカロライナ州チャールストンからジョージア州サバンナを通り同州ウェイクロスに至り、また同所から同州オールバニーを経てアラバマ州モンゴメリーに至る支線、そしてフロリダ半島の路線であった。 1904年7月28日、ジャクソンビル・アンド・サウスウェスタン鉄道を買収した。同鉄道は、ジャクソンビルから南西のニューベリーに向かう鉄道であった。そのころACLは、プラントシステムのふたつの路線を結び、ゲーンズビル周辺をショートカットしてフロリダ西岸に至るための路線、すなわちフロリダ州ハイスプリングスから南下し、ジュリエッタに至る路線の建設を開始した。 1902年11月1日、ルイビル・アンド・ナッシュビル鉄道を買収。しかし、運営は統合せず、それぞれ独立して行われた。 1903年、ジョージア州クライマックス〜アムスターダム間が開業した。 1912年7月1日、ACLはコンウェイ・コースト・アンド・ウェスタン鉄道を買収。サウスカロライナ州のマートルビーチへのアクセスを可能とした。 1913年10月15日、ACLはフロリダ州の短距離路線、サンフォード・アンド・エバーグレーズ鉄道を買収した。 1915年2月27日、フロリダ州のファンルーへの路線であるフロリダ・セントラル鉄道を買収。 1922年、ロッキングハム鉄道を買収。同鉄道は、チャールストン・サムター・アンド・ノーザン鉄道を継承したもので、ノースカロライナ州ギブソンから同州ロッキングハムまで路線を拡大していた。 同年、ACLはバージニア・アンド・カロライナ・サザン鉄道をリース。同鉄道はノースカロライナ州ファイエットビルとランバートンおよびエリザベスタウンを結んでいた。 1925年7月1日、ACLはムーア・ヘブン・アンド・クルーイストン鉄道を買収。また、1928年12月8日、エバーグレーズシティのメキシコ湾の港からディープ・レークに至るディープ・レーク鉄道を買収。これらは、幹線のハイネスシティからエバーグレーズシティへのショートカット路線、そしてムーア・ヘブン、クルーイストンを経由してオキーチョビー湖のレーク・ハーバーに至る支線となった。 1925年にはまた、フォート・マイヤーズ・サザン鉄道をリースしている。この鉄道はフロリダ・サザン鉄道の路線をフォート・マイヤーズからマルコへと延伸した鉄道である。同年、タンパ東武のウセタ操車場からサラソタを経由してフォート・オグデンに至るタンパ・サザン鉄道もリースした。 1926年11月22日、コロンビア・ニューベリー・アンド・ローレンス鉄道を買収。同鉄道は旧ウィルミントン・コロンビア・アンド・オーガスタ鉄道の終点、コロンビアから北西のローレンスに至る路線であった。 同日、ACLはアトランティック・バーミングハム・アンド・アトランティック鉄道を改組し、アトランタ・バーミングハム・アンド・コースト・鉄道を設立。ウェイクロスからアトランタ、バーミングハムへの路線と、ブランズウィックへの支線を得た。 1927年5月1日、ACLは、旧ウィルミントン・アンド・ウェルドン鉄道の、ノースカロライナ州ワシントンから南東のバンデミアへの支線だったワシントン・アンド・バンデミア鉄道をリースした。 1928年、ジョージア州トーマスビルからフロリダ州ペリーを通り、ダネロンに至るペリー・カットオフが完成した。同線には、ニューベリーへの支線も含む。加えて、旧タンパ・アンド・トノトサッサ鉄道がトノトサッサからビティスまで延長され、タンパと新たなフロリダ西岸の路線のショートカットとなった。 ACLはターボロからホーカートンに至るイースト・カロライナ鉄道を買収した。
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