55号車
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ル・マン優勝車である55号車は広島県のマツダ本社内にあるマツダミュージアムで動態保存されている。イベントなど、何らかの理由で55号車が貸し出されている間は、レプリカもしくは767Bが展示される。 2000年11月に放送されたNHKのドキュメンタリー番組、プロジェクトX〜挑戦者たち〜や、テレビ朝日系のカーグラフィックTVで実際に走行するシーンを見ることができたのみならず、カーグラフィックTVでは番組出演者田辺憲一と塚原久、自動車ジャーナリストのポール・フレールが試乗した。 その他にも、各地で行われたモータースポーツのイベントで走行する姿を披露しているが、エンジン内部の磨耗を防ぐ為にレブリミットは 7,000rpmとされていた(本来は 8,500rpm )。またカーグラフィックTVでスチールブレーキディスクに変更されていると紹介されていたが、紹介当時はカーボンブレーキのままであった。ギヤ比はル・マン出場時の仕様から変更されておらず、2003年に旧MINEサーキットで黒澤琢弥が走行した際もギヤ比がまったく合わない状態での走行であった。以上のように年数回イベントで走行し、ビデオマガジンや自動車雑誌などにも走行シーンが掲載されていた。2006年3月26日に富士スピードウエイのタイムマシンフェスティバルで往年のCカーたちと走行。このときはMX-R01と一緒にデモ走行した。 しかし部品確保や維持コストの問題等もあり、それ以後5年間、55号車が走行することはなかった(走行無しのイベント出展は継続された)。マツダミュージアムにはR26Bエンジンも展示されているが、このエンジンも既に動かせる状態ではない。
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