300万年後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/19 04:10 UTC 版)
「マンアフターマンの生物一覧」の記事における「300万年後」の解説
人類の末裔たちが本格的な適応放散を開始する。一方では洞穴居住者たちが姿を消す。300万年前の人類たちが作り出した適応者たちと違い、魚食、昆虫食、肉食など、食性においても元の人類から大きく変化している。 魚食人間 (Piscator longidigitus ) 温帯の森林居住者たちが、自然選択によって水中人間たちに似た容姿に収斂進化した人類。 短い首と滑らかな体表、水面の反射を補正して的確に魚を獲るための眼と脳や放熱を抑えるために収縮した外耳を持ち、水中でも陸上と同様に動き回ることができる。 樹上居住者 (Arbranthropus lentus ) 熱帯の森林居住者たちが長い自然選択によってより環境に適応したもの。 動作は緩慢で、ナマケモノと同様の生態的地位を占めると思しい。手足は枝にぶら下がるための適応を果たし、大型化した人差し指と中指で食料の蜂の巣や果実を口に運ぶ。 蟻食い人間(アントマン) (Formifossor angustus ) 温帯の森林居住者から分化し、蟻を主食とする生態的地位に納まった人類。 延長された親指、人差し指、中指の先端にはに大きな爪が発達しており、これで蟻塚を壊して指に防御のために集まった蟻を這い上がらせ、長い舌で舐め取る。指からは痛覚がなくなっており、蟻に咬まれても痛みを感じずに食事をすることが出来る。 また摂取した蟻の蟻酸に免疫を持つが、これを分解せずに体内に溜め込むことで捕食者の牙を免れており、黒い体毛に覆われた胴と大腿に一本ずつ走る白い一本の縞でそれを外部に表現している。 スパイクマン (Acudens ferox ) 巨大化した2対の門歯と大きく開く顎を持つ、食肉類のニッチを占めるに至った捕食性の人類。 祖先である砂漠のランナーたちより運動能力は劣るが、大型の草食人類を獲物とするため問題にならない。 もはや300万年前の人類の面影を残すのは二足歩行と頭部のみとなっており、同種の仲間の死を悲しむといった感情も無くしてしまっている。 砂漠のランナー (Harenanthropus longispis ) 温帯の森林居住者から分化した、砂漠生活に適応した人類。 全体的な体型はハイバーに似るが、彼らと異なり単独ですごし、首の後ろの皮下に脂肪を蓄え、栄養源とすることが出来る。また、放熱の為に耳の面積が広がり、眼球は黒いレンズ状の組織に覆われ、また砂漠の夜に視界を確保できるように錐体細胞が減ったため、色覚が消失している。食性も肉食になった。 スロースマン (Giganthropus arbrofagus ) ツンドラ居住者たちが豊富な栄養と強力な捕食者のいない温帯地方の環境に適応したもの。 体重を分散するために普段は四足歩行をするように進化しており、手足は太く、高い箇所の植物を食べる為に頑丈な爪が付いている。
※この「300万年後」の解説は、「マンアフターマンの生物一覧」の解説の一部です。
「300万年後」を含む「マンアフターマンの生物一覧」の記事については、「マンアフターマンの生物一覧」の概要を参照ください。
- 300万年後のページへのリンク