2024 BX1とは? わかりやすく解説

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2024 BX1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/14 20:53 UTC 版)

2024 BX1
2024 BX1の破片
仮符号・別名 Sar2736[1]
分類 地球近傍小惑星 (NEO)[2][3]
発見
発見日 2024年1月20日[3][4]
発見者 クリスティアン・サルネスキー英語版[3]
発見場所 ピスケーシュテテー観測所英語版[3]
 ハンガリー
現況 火球として落下
軌道要素と性質
元期:JD 2,460,200.5(2023年9月13.0日[2]
軌道の種類 アポロ群[2][3]
軌道長半径 (a) 1.334 au[2]
近日点距離 (q) 0.835 au[2]
遠日点距離 (Q) 1.833 au[2]
離心率 (e) 0.374[2]
公転周期 (P) 562.979 [2](1.541 [2]
軌道傾斜角 (i) 7.266°[2]
近日点引数 (ω) 243.604°[2]
昇交点黄経 (Ω) 300.141°[2]
平均近点角 (M) 246.680°[2]
最小交差距離 0.000532 au(地球軌道に対して)[2]
物理的性質
直径 ≈ 1 m[5]
絶対等級 (H) 32.795 ± 0.353[2]
32.84[3]
Template (ノート 解説) ■Project

2024 BX1 または Sar2736 は、2024年に発見された地球近傍小惑星 (NEO) に属する小惑星である。発見直後に地球火球として落下[3][4][5]、地球への落下前に発見された小惑星としては、観測史上8例目となった。隕石としても回収されている。

特徴

2023年9月13日元期とした軌道要素に基づくと、地球へ落下する前の2024 BX1 は、太陽からの軌道長半径が約 1.334 au(約1億9960万 km)であり、近日点では約 0.835 au(約1億2491万 km)まで太陽に近づき、遠日点では約 1.833 au(約2億7421万 km)まで遠ざかる軌道離心率が約 0.374 のやや偏心した楕円軌道を約1.54年の公転周期で公転していたとみられる[2]黄道面からの軌道傾斜角は約7.3度となっている[2]。軌道要素に基づくと、2024 BX1は地球近傍小惑星の中でもアポロ群と呼ばれる分類に属する[2]

発見と地球への落下

1月20日21時48分 (UTC) 頃にハンガリーにあるピスケーシュテテー観測所英語版での観測で初めて発見され[3]、暫定的に Sar 2736 と命名された[1]。後に小惑星センター (MPC) はこの天体に仮符号として 2024 BX1 という名称を与えた[3]

最初の観測から約2時間後、欧州宇宙機関 (ESA) が運用している小惑星監視システムである「Meerkat」により、2024 BX1 が地球へ落下するという情報が関係者に送信された[6]。また、ジェット推進研究所 (JPL) が運用している小惑星監視システム「Scout」や小惑星センターの警報システムでも地球へ落下する結果が示された[4]ことから、翌1月21日0時8分 (UTC) には、アメリカ航空宇宙局 (NASA) も小惑星監視関連の公式X(旧Twitter)アカウントにて、24分後の0時32分 (UTC) に 2024 BX1ドイツベルリン西部にあるブランデンブルク州Nennhausen 周辺に落下するとみられると投稿した[7]。そしてその予報とほぼ同時刻である0時33分 (UTC) に[4]、ドイツ西部を中心に 2024 BX1 の落下による火球が目撃され、ソーシャルメディア上にその様子を捉えた映像が投稿されている[8]国際流星機構 (IMO) の報告ページでは、ドイツの他にもフランスチェコからの火球の目撃も報告されている[9]。欧州宇宙機関の物理学者はドイツの週刊誌であるデア・シュピーゲルの取材において、火球の破片が隕石として落下した可能性があり、近くその捜索を行う予定であると述べていた[6]

そして1月25日、ブランデンブルク州ハーフェルラント郡ナウエンドイツ語版リブベックで隕石が発見され、リブベック隕石(Ribbeck meteorites)と呼ばれるようになった。約200個の破片が回収され、総重量は約1.8㎏となった。

出典

  1. ^ a b "Pseudo-MPEC" for Sar2736”. Project Pluto (2024年1月21日). 2024年1月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r JPL Small-Body Database Browser: (2024 BX1)”. JPL Small-Body Database. Jet Propulsion Laboraory (2024-01-21 last obs. エラー: 日付が正しく記入されていません。(説明). 2024年1月21日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 2024 BX1”. Minor Planet Center. 2024年1月21日閲覧。
  4. ^ a b c d MPEC 2024-B76 : 2024 BX1”. Minor Planet Electronic Center (MPEC). Minor Planet center (2024年1月21日). 2024年1月21日閲覧。
  5. ^ a b Kelly Kizer Whitt (2024年1月20日). “Small asteroid hits Earth above Germany overnight”. EarthSky. 2024年1月21日閲覧。
  6. ^ a b Christoph Seidler (2024年1月21日). “Wissenschaft | Asteroid verglüht unweit von Berlin in der Atmosphäre” (ドイツ語). Der Spiegel. https://www.spiegel.de/wissenschaft/weltall/asteroid-verglueht-unweit-von-berlin-in-der-atmosphaere-a-deb5ec71-07dc-48b5-984e-6269846417c1?utm_source=dlvr.it&utm_medium=%5Bfacebook%5D&utm_campaign=%5Bspontop%5D&fbclid=IwAR2lvzCj6P_DuWHTyOVXh3P-mBWLDYTxKS8tZA8WX8Oy0O2bRYnahGP30WY_aem_ATsFS7DSIVRJ0dfidN2ZZga-3kxLbyW-BKnsx_VqJjBMN6qSqTYtFqfnIyyMWoe_OkI#ref=rss 2024年1月21日閲覧。 
  7. ^ @AsteroidWatch (21 January 2024). “Heads Up: A tiny asteroid will disintegrate as a harmless fireball west of Berlin near Nennhausen shortly at 1:32am CET. Overseers will see it if it’s clear!”. X(旧Twitter)より2024年1月21日閲覧.
  8. ^ “Asteroid verglüht über Brandenburg” (ドイツ語). tagesschau. (2024年1月21日). https://www.tagesschau.de/inland/regional/berlin/asteroid-brandenburger-nachthimmel-verglueht-100.html 2024年1月21日閲覧。 
  9. ^ Events in 2024 423-2024”. International Meteor Organization. 2024年1月22日閲覧。

関連項目

外部リンク




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