2021 -:現在――東エルサレムのパレスチナ人追放運動とガザ地区への攻撃
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「パレスチナ問題」の記事における「2021 -:現在――東エルサレムのパレスチナ人追放運動とガザ地区への攻撃」の解説
詳細は「イスラエル-パレスチナ危機 (2021年)(英語版)」を参照 東エルサレムにおける、ユダヤ人入植者団体によるパレスチナ人住民追放運動は、一つの山場を迎えていた。シェイク・ジャッラーハ(英語版)地区のパレスチナ人住民を相手取った立ち退き訴訟は、5月2日にイスラエル最高裁が、入植者団体の主張を支持し、パレスチナ人7世帯の立ち退きを命じる判決を下した。同地区で、立ち退きの危機に瀕しているパレスチナ人住民は約500人に上る。 2021年のラマダーン期間中、イスラエル政府はイスラム教徒が東エルサレムで大規模集会を行うことを禁止し、イスラエル警察は4月12日よりイスラム教徒のアクセスを遮断するためダマスカス門にバリケードを設置した。これに不快感を表したパレスチナ人はデモ抗議に発展。4月15日にはパレスチナ人が超正統派ユダヤ人男性を平手打ちするという動画がtiktokで流行り、模倣事件がいくつか発生した。4月22日には極右団体レハヴァが「アラブ人に死を」と唱えながらエルサレムを行進しパレスチナ人を挑発。4月23日過激派グループがイスラエル南部にロケット弾を36発発射し、イスラエルは報復としてガザ地区のハマスの拠点にミサイルを発射、19歳の少年とイスラエル入植者の二人が死亡した。 5月6日、上記とは別件でイスラエルの最高裁がシェイク・ジャッラーハに住むパレスチナ人の立ち退きを決定すると騒動が激化。5月9日のエルサレムの日の大規模デモ行進によりパレスチナ人300人以上が負傷。この騒動によって最高裁は立ち退きの実施を30日送られることを決定した。しかし、負傷者の報復としてハマスとイスラム聖戦はイスラエルにロケット弾を発射。5月11日イスラエルはこのロケット弾の報復としてガザ地区に大規模空爆を実施。この空爆によって13階建ての住居が倒壊するなどハマス関係者や民間人合わせて113人が死亡・580人以上が負傷した。 5月13日にイスラエル軍はガザ地区のハマスへの拠点に対して航空部隊と地上部隊による攻撃を開始した。 5月20日夜、イスラエル政府はパレスチナとの停戦合意を受け入れると発表した。また、カザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」も停戦を受け入れた。この停戦合意はエジプト政府の「相互かつ無条件の」停戦という提案だった。 5月21日現在パレスチナ側で232人(内子供65人)イスラエル側で12人が死亡している。。
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