2018年 - 現在 : i,i
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「ボン・イヴェール」の記事における「2018年 - 現在 : i,i」の解説
2018年8月、ボン・イヴェールはモダンダンスグループのTU Danceとコラボパフォーマンスを行ない、いくつかの新曲を披露した。このコラボはCome Through公演として、この後のツアーと並行して度々開催された。2018年後半、ジャスティン・ヴァーノンが"BI LP4"という13の新曲が収められたフォルダの存在を明かし、ニューアルバムを制作していることを示唆した。 2019年6月2日、All Points Eastフェスティバルで2つの新曲を披露し、そのライブの終わりにヴァーノンはプロモーション用の謎のウェブサイトiCOMMAiを宣伝した。翌日には先行シングル「Hey, Ma」「U (Man Like)」がリリースされ、同時に秋のツアー日程が発表された。7月2日には"Sincerity is Forever in Season"というアルバムのティーザーが公開される。7月11日にはアルバムタイトルと発売日が8月30日であることが発表され、同時に先行シングル「Faith」「Jelmore」がリリースされた。 7月31日、ボン・イヴェールの短編ドキュメンタリー『Bon Iver: Autumn』が公開される。このドキュメンタリーは秋のツアーの準備を追ったもので、ツアーで使われる最新テクノロジーの照明システムと没入型3Dサウンドシステムの様子が披露された。 8月7日、世界60か所以上でニューアルバムのリスニングパーティーを開催する。8月8日、突如ニューアルバムのトラックを1時間に1曲ずつ公開するイベントを開始。8月9日、すべての曲が公開された時点で4作目のアルバム『アイ、アイ(i,i)』が正式リリースとなった。これは予定より22日早いリリースだった。 アルバムはウィスコンシンのApril Base studioで長期間に渡り制作され、2019年3月にテキサスのSonic Ranchスタジオで完成した。ヴァーノンはニューアルバムについて、デビューアルバム『For Emma, Forever Ago』が冬、『Bon Iver, Bon Iver』が春、『22, A Million』が夏の作品で、4作目の『i,i』は秋をテーマにした作品であり「最も大人らしく成熟したレコード」「より正直で寛大な作品」と述べている。アルバムにはWye OakのJenn Wasner、ヒップホッププロデューサーのWheezy、Psymun、BJ Burton、James Blake、Moses Sumney、Francis and the Lightsなど多彩な音楽家が参加した。 アルバムは批評筋から高い評価を受け、NMEは「信じられないほど知的な方法でつなぎ合わされた作品」と評し満点を与えた。またConsequence of Soundも「成熟した傑作であり、野心と技術の見事な融合」と評し満点を付けた。音楽メディアの年間ベストアルバムのランキングでは、The Young Folksが3位に、MagneticとGaffaが4位、The New York Timesが6位、TimeとUproxxが7位、Uncutが15位、NoiseyとPitchforkが16位、Consequence of Soundが17位に選出した。 アルバムのツアーは2019年8月31日からスタートし、2020年1月にはアジアツアーの一環で東京2日間の来日公演を行なった。 2020年4月17日、新曲「PDLIF」をリリースする。この曲の利益はすべて新型コロナウイルス対策に関連する団体に寄付された。7月23日、テイラー・スウィフトの8作目のアルバム『フォークロア』の収録曲「エグザイル」に参加する。この曲はボン・イヴェールにとって初のBillboard Hot 100のトップ10ヒットとなった。8月5日、ボン・イヴェールは新曲「AUATC」をリリースした。
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