2011-現在 -新オーナー就任と新たな道-
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「デトロイト・ピストンズ」の記事における「2011-現在 -新オーナー就任と新たな道-」の解説
これまで噂されたチーム売却問題が2010-11シーズンを通して揺れていたが、2011年4月8日、億万長者番付にも名を連ねるトム・ゴアーズが新しいチームオーナーに就任した。チームは、2011年にハミルトン、2013年にはプリンスを放出。ベン・ウォーレスが2011-12シーズンを以って引退した事で優勝経験のある選手が全員チームを離れた。ドラフトでグレッグ・モンロー、ブランドン・ナイト、アンドレ・ドラモンドを指名し、彼らを中心に再建の道を歩みだした。 2013年7月、FA市場が解禁されると、FAでジョシュ・スミスを、サイン&トレードでブランドン・ジェニングスを獲得した。また、ビラップスが5年ぶりに古巣に復帰、ラシード・ウォーレスもこの年にHC職に就任したモーリス・チークスの呼びかけによりアシスタントコーチに就任するなど、かつての黄金メンバーがチームに戻ってきた。久しぶりに大型補強を行い、迎えた2013-14シーズン、スミス・モンロー・ドラモンドの強力なインサイド陣でリーグトップのペイント内得点を誇るも、チームは低迷。シーズン途中でチークスは解雇され、長年GMを勤めたデュマースもシーズン後に辞任した。シーズン後、スタン・ヴァン・ガンディがヘッドコーチ兼球団社長として就任した。 しかし、名将ヴァン・ガンディをもってしても、悪い流れは変わらなかった。2014-15シーズンも開幕から攻守とも精彩を欠き、5勝23敗と大きく出遅れた2014年12月22日、大型契約が残っていたジョシュ・スミスを解雇するという荒療治を敢行。不満分子を排除して巻き返しを図ったものの、ブランドン・ジェニングスをアキレス腱断裂で失うなど最後まで戦力が整わず、6年連続プレーオフ不出場が決定した。 エルサン・イルヤソバとマーカス・モリスを獲得し、フロントラインを強化した2015-16シーズンは、アンドレ・ドラモンドが新エースとして君臨。2015年12月18日のシカゴ・ブルズ戦では、4度の延長戦の末に148-144で勝利するなど、粘り強い闘いを繰り広げ、2009年以来のプレーオフ出場を目指し奮闘。2016年4月2日のシカゴ・ブルズの勝利で、2007-08シーズン以来の勝率5割以上を確定させ、同月8日のワシントン・ウィザーズ戦の勝利で、2009年以来のプレーオフ進出が決まった。しかし、プレーオフのクリーブランド・キャバリアーズに4戦全敗で屈した。 2016-17シーズンは37勝45敗に終わり、ザ・パレス・オブ・オーバーンヒルズのラストシーズンを飾ることば出来ず。 デトロイトのダウンタウンにある新アリーナのリトル・シーザーズ・アリーナに移転して心機一転のシーズンとなった2017-18シーズンは、初戦のシャーロット・ホーネッツ戦は、観客動員数が1万人にも満たない有り様だったが、チームは10月29日の敵地オラクル・アリーナでのゴールデンステート・ウォリアーズ戦に115-107で勝利するなど、好調なスタートを切った。しかし、最終的には39勝43敗に終わり、2年連続でプレーオフ進出を逃した。2018年5月7日、スタン・ヴァン・ガンディがヘッドコーチ兼球団社長の職を解かれることが発表された。2018年6月11日、前トロント・ラプターズのヘッドコーチであったドウェイン・ケイシーが後任のヘッドコーチとなることが発表された。
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