1992年 - 2010年
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「クローン (通貨)」の記事における「1992年 - 2010年」の解説
1992年6月20日、10ルーブルを1クローンとするクローンの再導入が実施された。この復活したクローンは、当初はドイツマルクとの間で、8クローンを1マルクとするペッグ制が実施されていたが、ドイツで1.95583マルクを1ユーロとする通貨切り替えが実施されたことにより、ユーロとクローンとの間でも1ユーロを15.64664クローンとするペッグ制に移行した。2004年6月27日、エストニアが欧州為替相場メカニズムに組み込まれたことで、エストニア・クローンの中央平価は1ユーロに対して15.6466クローンと定められた。しかしながらユーロとのペッグは継続されているため、±15%の変動幅制限は用をなしていない。 2010年、欧州委員会は収斂基準を満たしたとしてエストニアのユーロ移行を提案し、欧州連合理事会もユーロ移行を承認した。これによって2010年12月31日をもってクローンは廃止され、2011年1月1日にエストニアは通貨をユーロに切り替えることとなった。
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1992年 - 2010年
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「クローン (通貨)」の記事における「1992年 - 2010年」の解説
1992年、5セント、10セント、20セント、50セントと1クローン硬貨が発行された。1クローン硬貨は白銅貨であり、ほかの硬貨はアルミニウム青銅貨であった。その後、1997年に20セント硬貨がニッケル鍍金鋼鉄貨に、1998年に1クローン硬貨がアルミニウム青銅貨に切り替えられた。 5セント硬貨の新規発行は1996年を最後に停止されたが、その後も法的効力は持続されている。1クローン白銅貨の発行も1998年を最後に停止され、法的効力も停止された。5クローン硬貨は記念硬貨として発行されており、市中で見かけることはまれである。 紙幣についても1992年に、1、2、5、10、25、100、500クローン額面のものが発行された。1994年には50クローン紙幣も発行された。1クローン紙幣の発行は停止されており、また50クローン紙幣はエストニア国内では人気があまりなく、市中でもあまり見かけることがない。 画像額面 (EEK)ユーロ相当額基調色図柄表面裏面表面裏面 1クローン 0.06ユーロ オレンジ・茶色 クリスチャン・ラウト トームペア城 2クローン 0.13ユーロ 灰青色 カール・エルンスト・フォン・ベーア タルトゥ大学 5クローン 0.32ユーロ オレンジ パウリ・ケレス ナルヴァ城・イヴァンゴロド城塞 10クローン 0.64ユーロ 赤 ヤコプ・フルト タンメ=ラウリのカシ 25クローン 1.60ユーロ 緑 アントン・ハンセン・タンムサーレ ヴァルカマェ村 50クローン 3.20ユーロ ライトグリーン ルドルフ・トビアス エストニア国立歌劇場 100クローン 6.39ユーロ ライトブルー リディア・コイトゥラ バルト岩棚 500クローン 31.96ユーロ 紫 カルル・ロベルト・ヤコプソン ツバメ
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