KB-2030号【KB-2030ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第15386号 |
登録年月日 | 2007年 3月 22日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | KB-2030号 よみ:KB-2030ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 和歌山県シイタケ企業組合 | |
品種登録者の住所 | 和歌山県田辺市湊1520番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 馬場隆彦、加賀宏春、遠藤偉綱、倉澤達也 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「KB-2001号」に「KB-2010号」を交配して育成されたものであり、菌さんがやや大葉、中肉質の菌床栽培向きのやや低温から中温性の品種である。菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや大、色は茶、厚さは厚、肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅はやや狭、密度は中、色は白色である。菌柄の形は1型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はかなり大、太さは中、色あいは無、毛の有無は有、色は無、肉質は硬である。子実体の発生時期は秋春、発生型は集中、発生温度はやや低温から中温、発生最盛期までの期間は短である。乾物率は15~20%未満、子実体1個当たりの平均乾重は4.5~5.0g未満、収量性はやや少である。「KB-2010号」と比較して、菌柄の毛の色がないこと等で、「KB-2001号」と比較して、菌さんの側面の形が凸形であること、菌さんが厚いこと等で区別性が認められる。なお、「KB-2010号」及び「KB-2001号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年にカネボウアグリテック株式会社(現ジャパンアグリテック株式会社)の施設(群馬県高崎市)において、「KB-2001号」に「KB-2010号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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