鳥巣商事の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 17:29 UTC 版)
常子が新卒入社する文具会社。 山岸 隆一(やまぎし りゅういち) 演 - 田口浩正 総務課長。常子の就職試験の面接官の一人。女性を見下し、早乙女や常子の訴えを聞き流す。また、日和見主義で、浄書室の揉め事について声高な方に味方をし、上司の佃に媚を売る。 上野常務の姪を縁故採用させようと和文タイピストの人員整理を考えるなか、酔客に絡まれた常子について警察からの問い合わせを受けたことと、多田の言い分を鵜呑みにして常子を解雇する。 早乙女 朱美(さおとめ あけみ) 演 - 真野恵里菜 先輩タイピスト。浄書室の責任者。 仕事は優秀でプライドが高く、男尊女卑な社風に憤りを感じている。 タイプの腕前が未熟な常子に仕事を与えず、待機と浄書室の雑用を命じる。男性社員からの雑用を安請け合いする常子と対立するが、部長から仕事ぶりを評価された彼女を認め、1年後には信頼を置くように変わる。やがて解雇を告げられた常子に対し、代替はいくらでもいる社の体制を嘆きつつ優しく諭す。 多田 かをる(ただ かおる) 演 - 我妻三輪子 先輩タイピスト。常子と同じく和文タイプ担当。5人の弟との生活を養う為に働いている。 早乙女たちにいびられる入社したての常子を心配しつつ見守る。1年後には、常子が私生活を打ち明けるほど親しくなる。 身の上相談をするために常子をビアホールに誘った直後、和文タイピストを1名人員整理する上司らの会話を盗み聞きする。その後、ビアホールで常子とともに男性客に絡まれて独りで逃げ去る。この件について、自身と家族の生活を守ろうと常子を解雇対象にするために山岸に虚偽の報告をし、常子には謝罪しつつ同情を引こうと弁明する。しかし常子に許されず、彼女の退職日には職場を不在にする。 諸橋 道子(もろはし みちこ) 演 - 野村麻純 先輩タイピスト。英文タイプ担当。戦時色が強まり自粛を求められる世情を気にせず、おしゃれや恋を楽しむ為に働いている。 早乙女に加勢し、入社したばかりの常子に嫌味を発するが、1年後には常子に信頼を置き仕事を依頼するように変わる。 社内の男性社員数名との浮き名を流していたが、そのうちの1人である営業課員・奥寺の妻に嫉妬され、社内で揉み合いとなる。しかし奥寺は処分されずに自身のみが事実上懲戒解雇され、浄書室を去る。 タイピスト 演 - 菅野莉央、長谷川眞優、水島仁美 先輩タイピスト。 早乙女に加勢し、入社したばかりの常子に意地悪をする。 坂田 徳之助 (さかた とくのすけ) 演 - 斉藤暁 給士。 営業課の雑用のために残業する常子にキャラメルを1つ差し入れる。常子が退職時には餞別として複数のキャラメルを贈る。その時に包んでいた新聞紙の求人広告を後に常子が偶然目にし、甲東出版への就職のきっかけになる。 佃 博文(つくだ ひろぶみ) 演 - 斉藤洋介 総務部長。常子の手書き書類を「読みやすい」と高評価する。 上野常務の姪を和文タイピストに縁故採用させようと山岸に依頼したことが、常子の解雇の原因となる。
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