鰺ヶ沢町と作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 13:50 UTC 版)
異彩の漫画家、つげ義春の映画化もされた作品『リアリズムの宿』の舞台であり、当時の鰺ヶ沢の様子がリアルに描かれている。作中で、「鰺ヶ沢は漁港の町でやたら床屋が多い」と書かれており、事実その通りである。[要出典]実在の地名を使いながら、筋は作者の創作であり、作中に登場する「エビス屋」という旅館も実在しない。 土田世紀が1991年(平成3年)から1993年(平成5年)まで『ビッグコミックスピリッツ』誌上で連載した漫画『俺節』の主人公が、鰺ヶ沢町から上京した青年という設定。主人公の故郷として鰺ヶ沢が何度か登場。とくに最終回の鰺ケ沢駅などは当時の実際の風景そのままである。主人公の訛り(津軽弁)は、当時の若年者にしてはかなり古め・キツめに描かれている(主人公は年老いた祖母の手ひとつで育てられたという設定)。 世にも奇妙な物語第2シリーズ『言葉のない部屋』(1992年(平成4年)7月2日、フジテレビ)で木村拓哉演じる主人公が鰺ヶ沢出身である。作品内で津軽弁も披露している。上京して自動車工場で働く青年を演じている。脚本:扇澤延男、監督・演出:小川定孝。 数々のジブリ作品の背景美術を手掛けるアニメーション美術監督・挿絵画家の男鹿和雄が1997年(平成9年)公開映画の『もののけ姫』の主人公・アシタカが住むエミシの村を描くために1995年(平成7年)に白神山地の取材に訪れた。鰺ヶ沢町、津軽峠、天狗峠、一ツ森町などを歩き回り、写真を撮り、絵を描を、その時のイメージを作品にちりばめている。 1971年(昭和46年)には映画『男はつらいよ 奮闘篇』のロケ地となった。
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