魂のゆくえとは? わかりやすく解説

魂のゆくえ

作者クライヴ・バーカー

収載図書カッティング・エッジ
出版社新潮社
刊行年月1993.2
シリーズ名新潮文庫


魂のゆくえ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/08 21:08 UTC 版)

『魂のゆくえ』
くるりスタジオ・アルバム
リリース
録音 アメリカニューヨーク
日本東京
ジャンル ロック
時間
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
プロデュース くるり
チャート最高順位
くるり アルバム 年表
Philharmonic or die
2008年
魂のゆくえ
2009年
僕の住んでいた街
2010年
『魂のゆくえ』収録のシングル
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魂のゆくえ』(たましいのゆくえ)は、くるりの8枚目のオリジナルアルバム

概要

オーケストラをフィーチャーした前作『ワルツを踊れ Tanz Walzer』から一転、ロックを基調としながらも、ルーツロックジャズソウルブルースエレクトロニカ等を採り入れたサウンドに仕上がっている。

くるりとしては珍しく、ほぼノーコンセプトで制作された。シンプルにやりたくて、根本を掘り下げていった作品。ほとんどの歌詞も何も考えずに、メロディと一緒に出ていた。岸田曰く「根本にある本音や無意識が全部出てきた」[1]

今作は主にニューヨークでTOM DURACKとともにレコーディングが行われた。また、日本で三柴理内橋和久らとともにレコーディングした音源も収録されている。

「特に苦しんでいる人に聴いてほしい」「いいステップを踏み出す一歩にするために聴いてほしい」と岸田がコメントした[1]。今作の制作期間中の岸田は私生活のトラブルが原因で精神的に追い込まれており、心身共に絶不調だったという。レコーディング中に限界を迎えてしまった岸田は自身の歌入れを先に済ませ、他のメンバーをニューヨークに残したまま一足先に日本へ帰国してしまった[2]。後に岸田は、本作や次作『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』の制作時期を振り返り、「まぁつまり、元気なかったんです俺」と書いている[3]

この時期に書かれた未発表曲のうちいくつか(「その線は水平線」「心のなかの悪魔」)は、のちにシングルやアルバムのリードナンバーとして発表されている。

初回限定盤にはボーナストラックとして、2009年2月に発売された「三日月」が収録される。また、「謎の板」が封入されている。

「謎の板」は現実世界を舞台に展開されるゲームイベント・ARG(Alternative Reality Game)に使用するアイテム。CDショップや雑誌などあらゆるメディアと連動するスタイルでクエスト攻略へのヒントが示され、インターネットを通じて多くのプレイヤーが謎解きに挑戦した。

収録曲

初回限定盤

CD
全作詞・作曲: 岸田繁、全編曲: くるり。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「LV45」 岸田繁 岸田繁
2. 愉快なピーナッツ 岸田繁 岸田繁
3. 「太陽のブルース」 岸田繁 岸田繁
4. 「夜汽車」 岸田繁 岸田繁
5. 「リルレロ」 岸田繁 岸田繁
6. 「つらいことばかり」 岸田繁 岸田繁
7. さよならリグレット 岸田繁 岸田繁
8. かごの中のジョニー 岸田繁 岸田繁
9. 「Natsuno」 岸田繁 岸田繁
10. 「デルタ」 岸田繁 岸田繁
11. 「魂のゆくえ」 岸田繁 岸田繁
12. 「ベベブ」 岸田繁 岸田繁
13. 「背骨」 岸田繁 岸田繁
14. 三日月(初回限定ボーナストラック) 岸田繁 岸田繁
合計時間:

通常盤

CD
全作詞・作曲: 岸田繁、全編曲: くるり。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「LV45」 岸田繁 岸田繁
2. 「愉快なピーナッツ」 岸田繁 岸田繁
3. 「太陽のブルース」 岸田繁 岸田繁
4. 「夜汽車」 岸田繁 岸田繁
5. 「リルレロ」 岸田繁 岸田繁
6. 「つらいことばかり」 岸田繁 岸田繁
7. 「さよならリグレット」 岸田繁 岸田繁
8. 「かごの中のジョニー」 岸田繁 岸田繁
9. 「Natsuno」 岸田繁 岸田繁
10. 「デルタ」 岸田繁 岸田繁
11. 「魂のゆくえ」 岸田繁 岸田繁
12. 「ベベブ」 岸田繁 岸田繁
13. 「背骨」 岸田繁 岸田繁
合計時間:

曲解説

  1. LV45
  2. 愉快なピーナッツ
  3. 太陽のブルース
  4. 夜汽車
  5. リルレロ
  6. つらいことばかり
  7. さよならリグレット
  8. かごの中のジョニー
    21stシングルのカップリング曲。カップリングコンパイルアルバム『僕の住んでいた街』にも収録されている。
  9. Natsuno
  10. デルタ
  11. 魂のゆくえ
    本作のタイトル曲。またPVが存在する。
  12. ベベブ
  13. 背骨
  14. 三日月(初回限定ボーナストラック)

演奏

脚注

  1. ^ a b WHAT's IN?』2009年6月号 p.80、エムオン・エンタテインメント
  2. ^ 『くるりのこと(文庫版)』新潮社、2019年5月1日、223頁。 
  3. ^ 「その線は水平線」セルフ・ライナーノーツ - note

外部リンク


魂のゆくえ(2009年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:42 UTC 版)

「くるり」の記事における「魂のゆくえ(2009年)」の解説

2009年2月18日シングル「三日月」リリースニューヨークでエンジニアのトム・デュラックとともにレコーディングを行う。6月6日からワンマンツアー敦煌-ドンファン-を実施6月10日にはアルバム魂のゆくえをリリースする10月21日には奥田民生松任谷由実矢野顕子ら全16アーティスト参加する初のトリビュートアルバム、「くるり鶏びゅ〜と」をリリース同時にワンマンツアーくるりワンマンツアー2009〜とろみを感じ生き方〜を実施。さらに、12月25日には松任谷由実とのGAP 40th ANNIVERSARY キャンペーンコラボレーションソング『シャツを洗えば』をリリース

※この「魂のゆくえ(2009年)」の解説は、「くるり」の解説の一部です。
「魂のゆくえ(2009年)」を含む「くるり」の記事については、「くるり」の概要を参照ください。

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