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高島平蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 04:05 UTC 版)

高島 平蔵(たかしま へいぞう、1922年10月6日 - 2009年8月21日[1])は、日本法学者。専門は民法学位は、法学博士(早稲田大学・論文博士1970年)(学位論文『近代的物権制度の展開と構成』)。早稲田大学名誉教授。東京都生まれ。

略歴

人物

物権法担保物権法を中心に研究し、同分野では確固たる学問的地位を確立した。また、方法論としての民法解釈学についても大きな足跡を残し、早稲田大学法学部の最終講義では「民法解釈学について」というテーマで記念講義をした。法学教育にも熱心で、早稲田大学法学会傘下の学生研究サークル「民法研究会」を30年余りにわたって顧問として指導し、同会の主催する模擬裁判は早稲田大学法学部の伝統を築いた。他方、大学では第二法学部長、大学院法学研究科委員長、早稲田大学法学会会長、評議員を歴任し、学外では国家公務員I種試験専門委員、文部省大学院設置審議会大学設置分科会専門委員、日本私法学会理事を務めるなど、大学行政においても活躍した。

研究テーマ

主要著書

  • 『物権法(共著)』(敬文堂1960年
  • 『民法総則(法律基本問題双書3)』(成文堂1968年
  • 『近代的物権制度の展開と構成』(成文堂、1969年
  • 『民法総論(上)(中)(下)』(敬文堂1970年1972年1982年
  • 『物的担保法論I』(成文堂、1977年
  • 『抵当権と用益権(民法総合判例研究叢書(16))』(一粒社1977年
  • 『民法講義(2)物権(大学双書・共著)』(有斐閣1977年
  • 『物権法学の基礎理論(第一・第二分冊)』(敬文堂、1978年
  • 『判例教室民法』(法学書院、1978年
  • 『口述担保物権(共著)』(有斐閣、1981年
  • 『民法学の歳月』(敬文堂、1981年
  • 『ビジネス法学入門』(敬文堂、1983年
  • 『物権法制の基礎理論』(敬文堂、1986年
  • 『債権総論』(成文堂、1987年

門下生

脚注

  1. ^ a b c 『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ、2012年)p.344



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