食用には適さないもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 04:21 UTC 版)
「植物油の一覧」の記事における「食用には適さないもの」の解説
次に挙げる油は、バイオ燃料のためだけに栽培される植物から得られるものである。前述した#主なものと合わせると、バイオ燃料のほとんど全てがここに含まれる。なお、バイオ燃料としてはユーカリ属のようにエタノールを産するタイプがあるが、ここでは油脂以外は含めない。 ひまし油 : 低コストである。燃料として使うには粘性が高い。 藻油 : マサチューセッツ工科大学のIsaac Berzinなどは、藻類から燃料油を得る研究を行っている。 コパイバ油 : マメ科Copaifera属(en)のコパイバ(英語版)から取れる。ブラジルでは化粧油として使われているが、バイオ燃料としても重要になっている。 クロヨナ種子油 : インドバンガロールの研究者Udipi Shrinivasaが研究を始めたもので、マメ科のクロヨナ(英語版)から取れる。 ナンヨウアブラギリ油(en) : ナンヨウアブラギリから取れる油で、インドでは広範囲で使用される。バイオ燃料として注目されている。 ホホバ油 : 乾燥地帯に多い低木のホホバから取れる。 ミルクブッシュ : トウダイグサ属のアオサンゴ(ミルクブッシュ)から取れる。1950年代に化学者メルヴィン・カルヴィンが研究したことで知られる。1980年代にはブラジルの石油会社ペトロブラスで研究されている。 石油ナッツ油 : フィリピン原産で、トベラと同属の石油ナッツ(Pittosporum resiniferum, en)から取れる。フィリピン政府がバイオ燃料として開発に取り組んだことがある。
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