類似の調味料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:18 UTC 版)
類似の調味料が有るものの、材料や製法が違う事から成分が異なり、料理における効果も異なる。「みりん風調味料」と区別して、みりんのことを「本みりん」と呼んでいる。なお、「本みりん」という酒税法上の区分は存在しない。 みりん風調味料 日本では酒税のかからない、1パーセント未満のエタノールを含有した水をベースとして作られる。このベースに、味醂の風味に似せるべく、うま味調味料や水飴等の糖分その他を加えた調味料である。ほとんどエタノールを含有しないため、開栓後に外部から雑菌が混入すると、腐敗し易い。このため、冷暗所に保管し、なるべく早く使い切る必要がある。 日本で味醂を販売するためには酒類販売業免許が必要であり、一般のスーパーマーケットなどでも販売できるようなノンアルコールの「みりん風調味料」が登場した。みりん風調味料も日本料理などの味付けに用いられているものの、その特性は味醂と同じではない。 なお、みりん風調味料ならば、教義で飲酒が禁じられているイスラム教徒でも摂取できるため、ハラール対策の調味料目的としても用いられている。 発酵調味料 5 - 14パーセント程度のエタノールを含むものの、1.5パーセント以上の食塩を添加するという不可飲処理しているため、日本の酒税法では飲用の酒として扱われず、酒税が免除される。食塩を加えた物は、加塩みりんとも称する。また、みりんタイプ調味料、醸造調味料とも呼ばれる。
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