類似の説話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 03:27 UTC 版)
中国の国産み神話の神には、伏羲と女媧の男女神がいる。淮南子・風俗通義・楚辞などに現われるが、淮南子は前漢の武帝の頃、淮南王劉安(紀元前179年 - 紀元前122年)が学者を集めて編纂させた思想書で、『日本書紀』冒頭の「古(いにしえ)に天地未だ剖(わか)れず、陰陽分れざりしとき……」の節の典拠となっている。 またこの島生みは、中国南部、沖縄から東南アジアに広く分布する「洪水説話」に似た点も多いとされる。大洪水の後で兄妹だけが生き残って陸地にたどり着く。山や樹木のような高い物の周りを巡ったのちに性交するが、やり方が正しくなかったために最初は肉塊や動物が生まれてしまう。その後に神々から適切な交わり方を教えられ、ようやく男児や女児が生まれるというものである。 呉(222年 - 280年)の時代の中国神話の天地開闢では、元始天尊のうちの盤古が崩御したとき、頭が五つの山に、左目は太陽に、右目は月に、血液は海に、毛髪は草木に、涙が川に、呼気が風に、声が雷になったという話がある。
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