音楽性・制作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 16:03 UTC 版)
「Personal Terminal」の記事における「音楽性・制作」の解説
1曲目の「Restart signal(新録曲)」は、制作終盤の、ある程度楽曲が出揃ってきたタイミングで「シンプルでメロディが強く名曲感のある楽曲」「リード曲」を作ろうという、メンバーである畑からの提案から制作がスタートした楽曲。 2曲目の「Jump Jump Halation!(新録曲)」は、明るくヌケのよい、サウンド的に華やかな楽曲となっていて、ライブをテーマとしている為、アッパーなロック&ライブチューンに仕上がっている。12曲目の「Romantic noise」、3曲目の「SPICE MISSION」と並んで、アルバムの『軸』を形成するうちの1曲として最序盤に制作された。制作当初のインストのみの仮歌の段階では、派手な楽曲となっていたが、そこに小松のボーカルが後から入ったことによって要らない音があることに気づき、音を減らし、無骨でラフな楽曲として完成した。 3曲目の「SPICE MISSION(新録曲)」は、小松曰く「ザ・お料理ソング」。『打ち込み』などを一切取り入れることなく、ピアノ、オルガン、クラビネットなどアレンジに使用した楽器は全て生楽器で形成されている。この楽曲の制作をスタートさせたところ、作詞を担当した畑から「料理が聞こえる」と発したことから楽曲のテーマが確定した曲。シングル表題曲含めたアルバム全曲のなかで歌詞が一番長くなっている。 5曲目の「海辺で逢いましょう(新録曲)」は、畑曰く、「始まってるのか、始まっていないのかわからない、微妙な恋の曲」となっていて、この楽曲の制作段階までにすでに完成していた楽曲のほとんどがアップテンポなものばかりな印象だったことから、「ここで一旦落ち着ける曲が欲しい」「起伏のない楽曲をやりたい」というメンバーの田代の提案から制作された楽曲。 6曲目の「カオティック・ラッシュ・ナイト(新録曲)」は、もともとあった楽曲を参考に、小松の提案で制作された楽曲。作詞の制作は小松自身も参加していて、小松の仮歌詞とメモを基に田淵が引き継ぎ、畑が完成させた。曲のテーマが「カオス」であるため、アレンジは、不協和音も多用されている。 8曲目の「Pains(新録曲)」は、「カオティック・ラッシュ・ナイト」と同じく小松の提案から制作された楽曲で「泣き曲」であり、「失恋の曲」。この楽曲が制作されるまで他にバラード曲がなかったことから作られた楽曲。 9曲目の「M/MASTER(新録曲)」は、「ドS」「シリアス」「おまぬけ」の3パターン用意された仮歌詞から、小松の選んだ「おまぬけ」バージョンの歌詞が採用されている。楽器のレコーディングをする際はQ-MHzのメンバー4人と小松の5人全員が演奏参加していて、普段触らない楽器を演奏するなどの試みが行われている。もともとあったデモ楽曲のアレンジを変更し、5人で演奏できるようなものとして完成させた。 10曲目「おねがいフューチャー(新録曲)」は、歌詞中に掛け声や声を合わせるパートがあり、参加型のライブチューン。「奇想天外で、全力疾走で一瞬で駆け抜けるようなタイプの楽曲」となっている。田淵が書き下ろした仮歌詞が破天荒な内容だったが全編変更されることはなく、完成した歌詞にも一部に仮歌詞がそのまま使用されている。 12曲目「Romantic noise(新録曲)」は、4曲目「Maybe the next waltz」の姉妹曲となっている。「Maybe the next waltz」の制作段階ですでに存在していて、小松がEDテーマを担当したテレビアニメ「ボールルームヘようこそ」の候補曲のうちの1曲として完成していた楽曲を大幅に発展させてできた楽曲。田代曰く、「アルバムの最後を飾るのにふさわしい曲」。
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